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昔の利息は高かった!アイフルは利率推移で借りやすくなったか?

アイフルの利率をご存知ですか?サイトを見れば一目瞭然、4.5%から18.0%ですよね。でもこの利率になったのは意外と最近の話なんですよ。

他の企業と同様に、アイフルも以前にはもっと高い利息を取っていた時代がありました。

でもその利率は徐々に引き下げられ、現在の18%に推移したのです。でもホントにこれで借りやすくなったのでしょうか?

そこでアイフルのチワワCMの時代にまで遡って、その利率と借りやすさを検証してみました。

アイフルは昔から18%じゃない?チワワ時代の利率を振り返る!

アイフルを知らない方は皆無でしょう。お金を借りたことなんて1度もないという方でも、その社名は誰もが知っています。

それは兎にも角にもアイフルが長い歴史のある企業だからです。それに加えて、アイフルは印象的なTVコマーシャルでも有名でしたよね。

チワワのCMが流れたのは2002年だった!

アイフルと言えば、あのベージュ色のチワワを思い出す方も多いはず。

ペットショップを訪れたお父さんがチワワの余りの可愛さに魅入られて「どうする?アイフル」・・・というCMは一時ブームになりました。

といってもアイフルが流行った訳ではなく、チワワの人気が高まっただけなのですが。

このせいで、それまで一番だったミニチュアダックスを抜いて、チワワが人気犬種のトップに躍り出たというのも懐かしい話題です。

でもあの流行があったからこそ、アイフルの社名を記憶している方がこんなに多いのでしょうね。

実はこのCMが一大ブームになったのは2002年のこと。もっと昔のことかと思ったら、意外とそうでもありません。

チワワ時代のアイフルの利率は高かった?

実はこのCMでは、アイフルの利率がTV画面上に表示されていたのをご存知でしたか?

仮に知っていたとしても、数字まで記憶している方は少ないでしょうね。当時のアイフルの利率は、21.5%から28.835%だったのです。

これを現在の利率と比べてみましょう。

アイフル2002年(チワワ時代) アイフル現在
21.5% – 28.835% 4.5% – 18.0%(※)

(※)限度額は10万円から500万円まで

比べてみて「たかっ」と思った方は多いでしょう。今こんな金利だったら絶対借りませんよね。

でもこれはアイフルだけではありません。実は当時の殆どの消費者金融やクレジットカードの金利も似たり寄ったりだったのです。

もちろんこれより高い利率の業者だって数多かったんですよ。

チワワよりも前の利率はどうだった?

ではこのチワワの「くぅ?ちゃん」が登場する以前のアイフルの利率はどうだったのでしょう?
(⇒アイフルの利息はどのくらいかかる?

実はこれより最低金利が高く、21.775 %から28.835%でした。もっと遡ると、利率は更に高くなります。

これはアイフルだけでなく、他の業者についても同様です。時代を遡れば、どの業者も金利は高かったのです。

サラ金が社会問題化し始めた当時は、なんと100%を超える金利をとっていた業者もありました(アイフルじゃありませんよ!)。

それが徐々に削減され、現在の利率に至ったのです。どこも昔から今の18%前後だった訳ではありません。

どうして利率はこのように推移したの?

今も当時もそうですが、この利率は企業の都合だけで簡単に上がったり下がったりするものではありません。

その当時も出資法という法律で定められた上限金利の範囲内で、各業者は自社の利率を決めていたのです。

この出資法における上限金利が、数十年かけて少しずつ切り下げられてきました。それに従って各業者の金利も低くなったという訳なのです。

直近の法改正では最大20%となり、これが現時点の上限利率です。

それに至るまでに、どのように出資法の利率が推移してきたのかを表にしましたのでご覧下さい。

年代 出資法上限金利
出資法改正以前 109.5%
1983年 73%
1986年 54.75%
1991年 40.004%
2000年 29.2%
2006年 20%

ヤミ金ほどじゃありませんが、はっきり言って昔の利率はスゴい高利率ですよね!

もしも1980年代に借りていたら、あっという間に利息が雪だるまというのも納得です。これでは社会問題化するのも当然でしょう。

昔の利率はグレーゾーン金利だった!?

消費者金融は金利が高いといった声をよく聞きますが(確かに低くはありませんが)、このような昔の金利を思い浮かべている方も多いのです。

ただアイフルなど大手の企業は、この出資法上限よりもかなり低い金利で営業をしてきました。

しかし出資法には違反していなくても利息制限法の20%は超えているため、長らくグレーゾーン金利だと言われてきました。

それが直近の法改正によって最大20%まで制限されるようになり、ようやくここにグレーゾーン金利は消滅することになったのです。

検証!アイフルは利率18%になって借りやすくなったのか?

現在アイフルは、法定金利の上限の20%よりも低い18%以下の利率です。グレーゾーン金利ではなく、利息制限法の範囲内で借りれます。

これなら、以前と比べてどなたにとっても借りやすくなったと言えるでしょう。

ただ借りる側1人1人にとって、この金利の引き下げは、実は思ったほど借りやすさには繋がっていないようなのです。

金利の低さよりも借りやすさが大事?

というのもこれからお金を借りようとしている人にとっては、金利よりも借りれるかどうかの方がより重要だからです。

いくら金利が低くても審査に落ちてしまっては、利用者にとっては何の意味もありませんよね。

この利率引き下げを伴う法改正によって、実際に借りにくくなってしまった人や借りれなくなってしまった人が数多く存在します。

そういう方達にとっては、金利引き下げは余り意味がなかったと言えます。

過払いのある人にとって金利差は大問題!

しかし金利引き下げ以前から引き続いて借りている方にとっては、ちょっと事情が異なっていました。

何故ならこの方達は、企業に対して利息の払い戻しを堂々と請求することができるようになったからです。

グレーゾーン金利分を取り戻す請求、いわゆる過払い請求ですね。

利息の返還で倒産に至った業者も・・

中にはこの返還請求のお陰ですっかり完済できてしまったケースや、その上にまだお金が戻って来たという方もいるんですよ。

このような方々にとって、金利の引き下げは大いに喜ばしく、意味のあることだったのです。

その反対に、企業にとっては大打撃でした。多くの消費者金融が倒産・撤退したのも、この過払い請求が大きな原因なのです。

アイフルも当然この影響を受け、一時は経営危機も囁かれてきましたが、近頃では再建計画がうまくいったという声も聞かれるようになっています。

大変化!アイフルは年収の三分の一までしか借りれない!

このように金利が下がることだけでも一大事でしたが、実は変化はそれだけではありません。

金利が引き下げられたのと同時に、貸金業法にはそれ以外にも大きな改正がありました。皆さんご存知の総量規制の導入です。

これによって、果たしてアイフルは借りにくくなったのでしょうか?その実感は、その方の属性によっても大いに異なりるようです。

総量規制で借りれなくなった人達とは?

総量規制導入前からお金を借りていた人の中には、法施行と同時に借入可能額が0円になってしまった人達がいます。

これは既に年収の三分の一以上を借りていた方達で、総量規制で新たな借入にストップがかかってしまったのです。

このような方達は制限額以下になるまで、とりあえず返済していくしか方法がありません。

銀行カードローンは総量規制対象外ですので、こちらで新たに申込みをした方も多かったようです。

借入可能額は復活するってホント?

しかし一時的に借りれなくなったものの、利用可能額は返済することでまた復活させることができます。

総量規制は利用額の制限であって、永久に利用停止になるという訳ではないからです。

例えば年収600万円の人が総量規制導入前から250万円借りていたとすると、この時点では新たな借入はできない状態です。

年収 総量規制による上限 借入残高 利用可能額
600万円 200万円 250万円 0円(ー50万円)

でもこの人が50万円以上を返済すれば、また利用可能額は復活します。例えば51万円返済すれば、1万円借りれるようになるのです。

そしてその後は、年収の三分の一である200万円を超える額を借りることはできなくなります。

えっ!総量規制のせいでヤミ金が増えている?

利用者にとって、一時的にせよ借入がストップするのは大変なことだったはずです。しかし銀行カードローンを借りて凌げた方は極一部でした。

銀行だって返済能力のない人には貸しませんから、結局は債務整理に至った方達も多かったのです。

しかし銀行でも借りず債務整理もしなかった人はどうなるでしょう?後はヤミ金へ流れるしかありませんよね。

この問題は徐々に表面化していると言われていますが、それはさておき、とにかくその結果としてヤミ金の数が今とても増えています。

ソフトタイプのヤミ金にご注意!

ところで近頃のヤミ金は、前と比べるとその外見が変わってきているのをご存知でしょうか?

一見ソフトで軽い感じの業者が増えているため、以前の強面タイプを想像しているとその危険性に気づかない方もいるかもしれません。

でも外見はどうあれヤミ金はヤミ金です。うっかり知らずにはまり込まないよう、気をつけてくださいね。

専業主婦はアイフルで借りれなくなった!?

このソフトなヤミ金の誘惑が最も多いのは、実は専業主婦かもしれません。

専業主婦はこれまでアイフルで問題なく借りれたのに、総量規制導入後は申込むことすらできなくなってしまったからです。

これは総量規制が「本人の年収の三分の一」という規定であるため、自分に収入のない専業主婦が対象外となってしまったからなんですね。(こちらもご参考→主婦でもアイフルで20万円借りられる?

その結果、手軽に現金が手に入るソフトヤミ金に手を出す主婦の方が増えています。

主婦が意外と多い!?ヤミ金への誘惑

しかし利息が高いだけでなく、約束通り現金が振込まれないといった詐欺被害も数多く報告されているように、このような業者の利用はとても危険です。

こんな危険な業者に手を出さなくても、少しでもパートで稼いでいれば主婦だってアイフルで申込むことができますよ。

収入は総量規制をクリアするためのものですから、稼ぎはほんの少しでも大丈夫です。またパートを始めたばかりという方でも構いません。
(⇒アイフルを利用できる職業とは?

主婦の方は、どうぞ安心なアイフルで申込むようにしてくださいね。

これで安心!取り立て行為の禁止が強化される!

法改正の影響はまだまだあります。法改正には、取り立て行為禁止の強化も盛り込まれているのです。

実は生真面目な方ほど、「返せない自分が悪い」と厳しい取り立てをひたすら我慢してしまう傾向があります。

違法な取り立ては通報の上処分されてしかるべきだということが周知されないと、このような法律も絵に描いた餅に過ぎません。

アイフルにもあった?2006年の不祥事とは?

実はアイフルにも、取り立て行為で行政処分を受けた過去があります。かなり大きなニュースでしたが、憶えておられるでしょうか?

それは改正貸金業法の施行直前の2006年のことでした。アイフルの支店3店に数週間、全店が2日間の業務停止命令を受けています。

当然ですが、チワワの「くぅ?ちゃん」のTVコマーシャルも駅前のティッシュ配り(懐かしい!)も自粛されました。

この処分もきっかけとなって、チワワCMはその後再開するものの、結局は打ち切りに追い込まれてしまったのです。

ゴールデンタイムにCMがガンガン流れていた企業が全店業務停止を食らったのですから、当時これはかなりの大事件だったのです。

結構怖い!取り立ての実例とは・・・?

ところで貸金業法ではどんな取り立て行為が禁止されているのか、そのほんの一部をご紹介しましょう。

内容が非常に具体的なのはこれが全て実例だからで、それを考えると正直ちょっと引きますが・・・。

  • 暴力的態度、大声、乱暴な言葉を使う
  • 多人数でおしかける
  • 午後9時から午前8時の間の電話・電報・訪問
  • 勤務先への訪問・電話・ファクス・電報
  • 貼紙や落書きをする
  • 家族に返済を強要する

もしもこのようなことがあれば、すぐに警察、国民生活センターなどに通報してください。その際には証拠も残しておくようにしましょう。

なおそれがヤミ金など違法業者だった場合には、元本利息まとめて踏み倒しても構わないことになっています。いずれにせよ通報第一です。

アイフルに今後取り立ての心配はないの?

実はアイフルが行政処分になった先の事件では、この中にもありますが債務者の家族への取り立てや、勤務先への架電があったのです。

今後もこのようなことがあったらと思うと、アイフルで申込むのはちょっと心配だという方も居るかもしれません。

しかし過度な取り立てを通報されれば、大手企業でも行政処分を喰らうということを身を以て証明したのが他ならぬアイフルだったのです。

一度業務停止を喰らっているだけに、二度とこのようなことのないよう内部での規制はその後かなり強化されているでしょう。

利率引き下げ後アイフルは借りやすくなっていた!

それにアイフルの行政処分があった正にその直後に貸金業法の改正は始まり、2010年には完全施行となりました。

その中には取り立て規制の強化もちゃんと含まれています。

ましてや当事者のアイフルが不祥事を繰り返せば、今度は更に厳しい処罰を受けるに違いありません。

企業再建を何とか乗り切ったと言われているのに、これ以上行政処分を受けるような危険を冒すことはまず考えられないでしょう。

つまり過去の行政処分も含め、アイフルは利率の引き下げなど一連の法改正後、前よりずっと安心して借りれるようになっていると言えるのです。

【参考ページはこちら】
アイフル利用者の条件を教えて!

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