世間一般にはまだ『消費者金融=怖い企業』というイメージが残っていますが、それはアイフルのイメージとはほど遠いものです。
アイフルは消費者金融の中でも大手であり、利用者数も非常に多い優良企業なので、仮に始めて使う場合でも安心でしょう。
何となく選んだという人でも高い満足度を得やすいですが、アイフルとて万能というわけではありません。
何となくでアイフルを選ぶと、後から後悔する可能性は増えます。なので、アイフルを選ぶ前に注意する点についてご説明します。
アイフルを使う前に知っておきたい8つの借り入れプランとは
アイフルの利用を検討する前にまず理解してもらいたいのが、アイフルから借りるにしても8つの融資プランがあるという事です。
一つの消費者金融につき一つの商品までという決まりは無いのですが、アイフルの場合は他社に比べてとても多いと言えます。
以下がそのプランです。
サービス名 | 限度額 | 金利 | 特徴 |
---|---|---|---|
キャッシングローン | 最大500万円 | 4.5%?18.0% | 用途が自由なカードローン |
かりかえMAX | 最大500万円 | 12.0%?17.5% | 借り換え専用プラン |
おまとめMAX | 最大500万円 | 12.0%?15.0% | おまとめ専用プラン |
事業サポートプラン(無担保) | 最大300万円(個人事業主は250万円) | 12.775%?18.000% | 無担保で利用出来る事業向けプラン |
事業サポートプラン(不動産担保) | 最大1億円 | 6.8%?12.0% | 不動産を担保に大金を用意できる事業向けプラン |
わんポチッと。 | 最大10万円 | 18.0% | 書類レスで利用できるお手軽カードローン |
ファーストプレミアム・カードローン | 最大500万円 | 4.5%?9.5% | 一定以上の年収がある人向けの高性能カードローン |
目的別ローン | 最大100万円 | 9.8%~17.0% | 目的によって内容が変わる使い切りローン |
用途や欲しい条件により、私たちはこの中から選ぶ事が可能です。
アイフルのメイン商品はどれ?人気の借り入れ方法を解説!
アイフル自体が人気の消費者金融だけあって、どの方法も一定数の利用者が存在しています。
しかし、アイフルを始めとした消費者金融は現金融資が主な役目であり、それを便利な形にするとしたら『キャッシングローン』が一番となるでしょう。
カードローンは便利という事は今や常識という感じですが、初めてカードローンを使う場合に備えて、簡単に利点をおさらいしましょう。
- 限度額内であれば自由な金額で融資を受けられる
- ATMによっては時間を選ばず対応できる
- 年会費が無く維持するだけなら楽
このように、アイフルのカードローンは現金融資に欲しい点をほぼ全て備えている為に、人気になる理由もすぐに分かるでしょう。
カードローンの欠点を今すぐ、敢えて探すとしたら『事業性資金には使えない事が多い』という感じですが、アイフルでは別途事業者向けの融資もあります。
そういう意味では、アイフルは一社だけでカバーできる範囲は多い為に万能性が高いと思えるかもしれません。
実際それは間違いでは無いものの、まだ万能だとは断定出来ない理由が存在します。
アイフルが万能だとは言い切れないただ2つの理由
アイフルにはカードローンがある事、さらには他の需要をカバーできる7つの借り入れ方法がある為に万能に思えますが、以下の点を見て下さい。
- 銀行や消費者金融問わず借入先はたくさんある
- アイフルでもカバーしていない融資方法もある
この二点から考えるとお分かりのように、多数の借入先や融資プランが存在しているという事は、アイフルとの棲み分けもある程度できているという事です。
まず借入先ですが、大きく分けるだけでも三種類もあります。
- 消費者金融
- 銀行
- 信販会社
さらにそれぞれのカテゴリでまたたくさんの会社が存在し、それぞれに独自の審査基準や融資サービスの内容を持っています。
また、アイフルでカバーできていない融資プランの一例を挙げてみます。
- クレジットカード一体型の融資
- 住宅ローンや車ローンなどの大型ローン
- 個人向けの総量規制対象外のカードローン
その他細かく挙げるとキリがありませんが、アイフルとて出来る事と出来ない事が存在しており、同じく他の金融業者にも万能な所なんて無いのです。
それを踏まえ、アイフルを選ぶ前に注意しておきたい事をこれより説明しますので、お金を借りる前には是非一度お目通し下さい。
何となくは厳禁!カードローンを選ぶ場合の注意点とは
アイフルのカードローンを選ぶ際に注意すべき事として、以下のような気持ちで選ばない事をまずお伝えします。
- カードローンが一番プッシュされていたから
- 友達が持っているカードローンだから
- カードローンならとりあえず困らないだろうから
こうした意見に共通する点としては、何となく、特に明確な目的も無くカードローンを選んでしまい有効活用できない可能性が高い事です。
正直なところ、何となくでカードローンを選んだにしても、その後問題なく利用を続けている人ももちろんいらっしゃいます。
ですが、アイフルの他の融資方法や他社の借り入れ方法を比較してみると、万能に近いカードローンにも欠点が見当たるでしょう。
すでに簡単にカードローンの欠点については説明しましたが、他の融資方法と比較した場合、以下の点が気になります。
- 金利が高い
- 総量規制の対象になる
- 使い過ぎが起きやすい
あくまでもその他の融資方法と比較した場合の結果なのですが、よく見ると気になってくる内容ではありませんか?
それを踏まえて、この注意点に対する大事な事を次項でお伝えします。
場合によっては使い分けたいアイフルの融資プランの数々
アイフルのカードローンは用途が自由で、いきなり発生した出費に対してほとんど対応できるっていうのが魅力ですよね?
ですが、例えばアイフルの『目的ローン』について少し見てみると、「カードローンでも良いけど目的ローンも使える」みたいな状況もありませんか?
そもそも目的ローンというのは、以下のような用途の際に使える、カードが無い使い切りの融資です。
- 冠婚葬祭(結婚式や葬儀等)
- 医療(出産や通院等)
- 日常生活(教育や車関係や引っ越し等)
- レジャー(旅行等)
どれもカードローンで賄えるならもちろんそれでも良いのですが、目的ローンの場合は金利上限が17%である事がポイントです。
すでに持っているカードローンが仮に18%での融資だとしたら、どちらが良いかはもう一目瞭然ですね?
カードローンは後からまた使えるという大きな利点があるものの、継続した出費でない限り目的ローンを都度使う方がお得な事もあります。
これはアイフルのその他の融資プランでも同じであり、むしろプランが多いアイフルほど事前の検討が大事な消費者金融も少ないでしょう。
分からないなら相談を!アイフルは気軽に話せます
アイフルは大手消費者金融に所属し、大手消費者金融というのは日本においてもそこまで多いわけではありません。
大手消費者金融と中小消費者金融を分ける境目というのは人によりけりですが、一番大きな違いとしては、その相談窓口に関してです。
何でもかんでも相談するよりはQ&A集を読んだりする事も大事ですが、どの融資プランが良いかを検討するのは、良くある質問では処理しきれません。
従ってこうした問題では悩んで間違った方法を選ぶより、より自分に合った方法で順調に返済してくれる方がアイフルにとっても有り難いです。
やはり相談というのは人が受け付けるものなので担当の方によりますが、アイフルの場合は平均してレベルが高い分、誰でも概ね親切です。
自分の毎月の大まかな返済能力や融資プランによる条件の違いなど、全部話して一緒に理想的な借り入れ方法を探してもらいましょう。
不安を抱えたまま融資の契約をする事は、お金も関わる事なので絶対に止めましょう。どんな質問でもアイフルはきちんと答えてくれるのですから。
比較対象はやっぱり銀行?アイフルとの違いを良く理解しよう
アイフルを何となくで使い始めない為には、そもそも他の金融業者はどうなのか?という事を知るのが一番です。
アイフルの融資プランだけでもそれぞれ違いがあるのですから、金融業者毎の違いになるとより顕著で、より自分に向いているかどうかが分かります。
アイフルとの比較対象として特に分かりやすいのが、銀行です。銀行は消費者金融であるアイフルとはかなりの違いがあります。
例えば銀行の特徴を軽く挙げていくだけでも、以下のような目立つポイントがあります。
- 金利が低め
- 総量規制の対象にならない
- 審査がシビアで通りにくい
詳しくは次項にて説明しますが、銀行から借りるのと消費者金融から借りるのでは、実際の使い勝手に大きな差が出ます。
さらに「消費者金融は何だかイメージも悪いけど銀行なら良いかも」という印象が関係したアドバンテージも銀行にあるでしょう。
ただ先に言わせてもらうなら、相談窓口の応対からも分かるように、消費者金融であっても大手ならイメージは全く悪くありません。
あまりイメージだけで決めつけず、これからお教えする特徴を活かした借入先選びをしましょう。
低金利で規制も無い銀行とアイフルは本当に別物なの?
銀行からの融資に関する特徴は先ほど挙げました通りで、もっと具体的に『アイフルよりもどのように優れているのか?』を説明すると、以下のようになります。
- 金利が低く負担が少ない融資を受けられる
- 総量規制が無いので年収で限度額が固定されない
- 普段使っている銀行なら審査も多少有利に
特に多くの人が注目しているのが、消費者金融よりも低金利であるという事です。人によってはこれだけで銀行を選びます。
分かりやすく例を挙げるとしたら、消費者金融なら上限金利は大体18%なのですが、銀行の場合は高くても15%程度でカードローンが使えます。
10万円を一年借りた場合、その差は3000円とあながち馬鹿に出来ない金額の差が生じていますね。
それくらいなら別に…と思うかもしれませんが、長期間の融資を受けるほどこの差は広がっていきますので、良く使う人ほど見落としません。
他にも総量規制が無いという事で年収の三分の一までと限度額を制限される事も無く、審査に通りさえすれば大金も借りられます。
ただし先述の通り、銀行の審査は消費者金融よりも厳しく、総量規制が無いからと大金を借りるのは言うほど簡単ではありません。
そういう意味では、アイフルとは別物と言えるくらいの限度額を得るのは現実的では無く、せいぜい年収の半分程度が限界とも言われています。
使い分けも視野に?消費者金融と銀行は棲み分けが可能!
「見比べると違うけど、でも凄く差があるわけでもない…」そうした比較先の場合、正直アイフルでもどちらでも良いと思うでしょう。
しかし、アイフルと銀行系の融資では目に見えて分かるほどの違いがあり、ここまで違うと『使い分け』を意識するのも賢いと言えます。
例えば以下のような場合だと、どちらが良いのかがはっきり分かるでしょう。
→消費者金融の方が向いている
「急がないけど出来るだけ低金利なカードローンが欲しい」
→銀行の方が向いている
実際はもっと融資条件に対して細かい指定があったりしますが、こうした要望の場合は自分がどちらが良いのかは、ちょっとでも考えれば分かる事ですね。
なのにこうした違いを考慮せずに何となくで借入先や融資プランを選んでしまうと、後々後悔してしまうというのが良く分かりますね。
銀行と消費者金融なら銀行を推奨する人は多いですが、イメージだけでなく、その特性から考えると場合によって借入先を変える方が一番賢いと言えるでしょう。
本来なら融資は一カ所に集中すべきではありますが、消費者金融と銀行なら場合によって切り替えて使う人も多いのです。
消費者金融同士でも結構違う?アイフルと他社の違いとは
銀行とアイフルを比較したら、次は比較的違いが少ないとも言える消費者金融同士で比較してみましょう。
あまり違いが無いのなら…とお思いかもしれませんが、一度は見ておくべき理由があるので、まずは大手のカードローンの条件を比較してみます。
借入先 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
アイフル | 最大500万円 | 4.5%?18.0% |
アコム | 最大500万円 | 4.7%~18.0% |
プロミス | 最大500万円 | 4.5%~17.8% |
モビット | 最大800万円 | 3.0%~18.0% |
まずこうした『融資利用において基本的かつ重要な条件』を見た場合、ほとんど横並びと言っても間違いではありません。
特に限度額に関しては500万円と全く同じで、限度額で選ぶならそれこそ『何となく』で選んでしまって構わないでしょう。
なら消費者金融同士の比較は無意味かもしれませんが、そんな事はありません。
消費者金融同士を比較するとしたら、もっと細かなサービスを見比べて、より自分好みの業者を選ぶのがポイントとなります。
消費者金融選びでは細かい違いを見比べるとよりお得!
消費者金融同士を比較して選ぶ場合、細かいサービスを見比べて選ぶ必要がある…こう聞くと、若干難しそうですよね?
実際に消費者金融の比較を素早く行い、その上で自分好みを選ぶのは、若干上級者向けと言わざるを得ません。
ただ、その消費者金融の特徴をリストアップしてチェックすると、意外なほどに分かりやすく、各消費者金融が何を売りとしているかが分かります。
以下、その特徴についての記載です。アイフルの特徴につきましては、後述にてさらに詳しく説明いたします。
キャッシング機能付きクレジットカードでは無く、『クレジット機能付きカードローン』を発行している。融資機能と買い物機能の双方が高水準なのが特徴。
初回利用特典で無利息になるだけでなく、融資利用に応じて貯まるポイントでさらに無利息期間(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。)が得られる。ポイント還元のある珍しい融資。
ネットからの融資申し込みの先駆けらしく、Web完結申し込みを行うとモビットからのあらゆる連絡が無くなる。電話連絡もパスできる為に内緒の融資に向く。
どの特典もぱっと見だけの条件では分かりませんが、こうして見るとどの消費者金融も違い、同時にとても魅力的ですね。
消費者金融を選ぶ際はこだわりを持ち、あらゆる特典の比較の上に決定すべきなのが、良く分かると思います。
フルに活かすべきアイフル3つの特徴とは?
ああした目立つ点をプッシュされては「アイフルって実は消費者金融でも地味では?」なんて思うかもしれません。
ですが、アイフルをよくよく見ていると分かるように、むしろ消費者金融の中でも一際目立つ特徴が目白押しなのです。
- 豊富かつ使い分けできる8つの融資プラン
- カードの配達が早い上に時間も指定できる
- 事業者向け融資が非常に充実
融資プランの数々については最初に説明したので割愛しますが、8種類もの融資プランを用意しているのは、大手ではアイフルだけです。
そんなアイフルの融資プランでもカードローンがメインとなりますが、条件のバランスが良いだけではなくて、使えるようになるまでも早くて便利です。
何故かというと、アイフルはカードの郵送をお願いする場合でも翌日には家に届けてもらう事ができます。
無人契約機を使えばその日に発行できるものの、郵送でここまで早いというのはかなりの利点です。
さらに配達時間も細かく指定できますので、仕事で忙しい人でも安心して受け取りができます。
そして、事業者向けの融資で最大1億円も借り入れできる消費者金融は、アイフルを置いて他はありません。
担保が必要とはいえ、これはもはや銀行レベルの借り入れとなっており、特徴が多い消費者金融である事が以上で十分伝わったのでは無いでしょうか?
あなたにとって本当に一番?アイフルを使う前に考えよう!
アイフルも含めた様々な消費者金融、そして銀行の特徴を比較してきましたが、もうご自身が使うべき金融業者は決まりましたか?
今回の金融業者選びにて大事なのは、誰にとっても使いやすいアイフルであっても、本当に自分にとっての一番になるかどうかは別という事です。
『何となく』で選べば損をすると記載したように、アイフルでもお得で尚且つ一番になるとは限らないのです。
アイフルが多くの人にとってお勧めの金融業者である事は間違いないのですが、どの融資を利用するかは自分で選べますし、それなら一番自分向きの融資を選ぶべきです。
最後に少しだけ注意しておくとしたら、『そもそも比較にならない金融業者には注意しておく』事も補足すべきでしょう。
比較にならない金融業者というのは、はっきり言ってしまえば闇金の類いです。
闇金融業者というのは悪い意味で有名ですが、比較にならない理由を挙げておきます。
- 金利がトイチ(十日で一割発生)など法外
- 融資の前に金銭を要求してくる
- 一度でも関わると酷い取り立てや嫌がらせがある
このように、自分にとっての一番どころか、誰にとっても最悪の金融業者も紛れ込んでいる事を決して忘れないで下さいね。
【参考ページはこちら】
アイフルと他社カードローンの比較