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アイフルも銀行と提携?三井住友信託銀行との浅からぬ関係とは

アイフルは『独立系消費者金融』として、銀行との関わりが薄くとも消費者金融としての営業を続けている事で有名です。

大手の消費者金融の多くは銀行傘下の企業になっているので、アイフルの立ち位置はなかなかに興味深い…かもしれませんが、気になる噂もあります。

三井住友信託銀行はアイフルと深い繋がりがあり、営業にも少なからず影響を与えている…そういう噂ですね。
(⇒アイフルと銀行カードローンの違いは?

銀行系の消費者金融じゃないアイフルが、どうして三井住友信託銀行と深い関係があるとされるのでしょうか?その背景に迫ります。

アイフルの仕組みってどうなっている?融資の傾向から分かる事

貸金業法の改正により、それまで凄まじい利益を上げていた消費者金融は経営の見直しを迫られ、大きく衰退しました。

その中で今も生き残る大手消費者金融は銀行の傘下に加わる事で、何とか生き残る事に成功しました。

しかしアイフルは大手消費者金融でありながら銀行の傘下に加わってはおらず、その融資プランからも独自の特徴を持つ貸金業者となっています。

☆カードローン系融資プラン
・キャッシングローン
・わんポチッと。
・ファーストプレミアム・カードローン
☆借り換え系融資プラン
・かりかえMAX
・おまとめMAX
☆事業者向けプラン
・事業サポートローン(無担保)
・事業サポートローン(不動産担保)
☆フリーローン(カード無し)系融資プラン
・目的ローン

アイフルにはこうした8種類の融資方法があり、これは銀行傘下の消費者金融には無い特徴です。

この事からも分かるように、アイフルは銀行傘下の消費者金融と違い自社のみで様々な融資に対応できるようにプランの充実化をさせているのです。

メガバンクとは違う?三井住友信託銀行の独自性とは

そんな独立状態のアイフルと関係していると言われる三井住友信託銀行の解説に移りますが、そもそも信託銀行って何?という方も多いのではないでしょうか?

三井住友信託銀行のような信託銀行と呼ばれる会社は、信託業務を主に行う銀行となります。信託業務とは利用者から預かったお金を運用して利益を出し、それを利用者と分け合う事を指します。

通常の銀行なら預けるだけしかイメージがありませんが、信託銀行では預金ではなく『運用』に重きを置いています。以下がその業務の一例です。

  • 金銭信託(預かったお金で債券や株式を運用して利益を出す)
  • 貸付信託(預かったお金を企業に貸付けてその利息を利益とする)
  • 証券投資信託(いわゆる投資信託業務)

特に一番下の証券投資信託に関しては、証券会社にて行う『投資信託』にも非常に似ている為、信託銀行に預ける事で同様の事が行われるとイメージすれば良いでしょう。

三井住友…そう頭に付いているので良く勘違いされますが、三井住友銀行の傘下企業というわけではなく、独立した信託銀行です。

ゆえにメガバンクとの直接的な関係は薄いとされているので、カードローンなどの融資商品も三井住友銀行とは大きく異なります。

次項ではいよいよアイフルと三井住友信託銀行との関係に言及をしていきましょう。

アイフルとは提携していない?三井住友信託銀行との関連性

最初に申しましたように、アイフルというのは今もなお独立の道を歩み続けている消費者金融です。

しかし、三井住友信託銀行とは関係がある…これは果たして提携とも呼べる関係なのでしょうか?

まず最初にお伝えしておきたいのですが、アイフルと三井住友信託銀行は提携しているわけではありません。

そもそも銀行と提携している場合、以下の消費者金融のように『○○銀行グループ』と明記しています。

  • アコム(三菱東京UFJ銀行系)
  • プロミス(SMFGグループ)
  • モビット(三井住友銀行グループのモビット)

しかしアイフルはこうした銀行名を特に明記していません。もしも銀行系なら銀行名を書いた方が顧客の安心感に繋がりますので、これはおかしいですよね?

なので三井住友信託銀行とは提携はしていないのですが…例えば三井住友信託銀行が三井住友銀行の傘下でなくても無関係ではないように、アイフルと三井住友信託銀行も無関係ではありません。

元は合弁関係?アイフルと三井住友信託銀行のかつての繋がり

アイフルと三井住友信託銀行は、元は合弁関係であり、浅いどころかかなり深い間柄だったと言っても過言ではありません。

合弁関係というと専門用語であり、手を組んでいたという事は分かるものの、詳細はぱっと見は分かりにくいですね。

そこで、合弁という関係について少しだけ掘り下げて説明します。

☆合弁関係とは
合弁関係は、主に『複数の企業が手を組んで新規事業等に取り組む場合のリスクを減らし、成功率を上げる』事を指します。特定の目的のみで手を組み、出資と収益を分け合っています。

そもそも今でこそ消費者金融は銀行の傘下に収まっているものの、かつてはその利益は銀行も唸らせるほどであり、傘下に加わらずとも手を組もうとするのは自然でした。

アイフルも合弁関係を結ぶ事でさらなる飛躍を目指しており、三井住友信託銀行との合弁はおかしい事でも何でも無かったのです。

これが合弁関係の簡単な説明であり、極端に言えば『融資を使う私たちが深く意識すべき事かどうかは微妙』という感じですね。

例え銀行と関係しているかどうかでも、イメージ的な良さはあっても最終的には融資条件を見ます。

アイフルでもそれは同じですが、もしも銀行と消費者金融の手の組み方が気になったのなら、次項でさらに合点がいく説明を記載しますので参考にして下さい。

アイフルの多角経営に活きた三井住友信託銀行との合弁効果とは

アイフルと三井住友信託銀行が合弁した結果にて生まれたのが、以下の恩恵でした。

  • 三井住友信託銀行から借りたお金を元手に融資業務
  • ビジネクストのような合弁会社の設立

資本で劣る消費者金融が銀行から借りたお金を元に自社の顧客に融資するのは、実は珍しい事でもありません。

合弁する事でよりそれが簡単になっていたという感じではありますが、一番気になるのは合弁会社の設立です。

合弁会社というのは合弁関係によって作られた会社であり、ビジネクストは事業向けの融資を行う存在でした。

つまりはアイフルや三井住友信託銀行の新たな業種への一歩として生まれた会社であり、当初はその目論見通りの活躍をしていました。

ただ、消費者金融の景気が悪くなっていった結果、合弁会社とはいえその消費者金融だったビジネクストも決して芳しい状態とは言えませんでした。

とはいえ、三井住友信託銀行としても傘下に合弁会社とはいえ消費者金融を置けたようなものだと考えると、銀行が欲していた消費者金融のノウハウは手に入ったという見方もできます。

このように、合弁会社は単なる提携や吸収合併に比較してやや複雑ながらも、実際に合弁する会社同士は持ちつ持たれつな関係が作れたと言えるでしょう。

他の消費者金融とはどう違う?レイクの現在と比較して分かる事

ここまでの説明を読んで「合弁したと言っても実際には利用者には関係ないし、提携でも同じでしょ?」と思うかもしれません。

しかし、合弁や提携といった言葉が分かれているのはそれぞれに違った意味があるからであり、特に他の消費者金融と比較すると良く分かります。

中でもアイフルと大きく異なる変化をしたレイクの場合、非常に比較対象として分かりやすいです。
(⇒アイフルと他社カードローンの比較

サービス名 限度額 金利 用途
株式会社新生銀行カードローンレイク 最大500万円 4.5%?18.0% 自由(事業性資金除く)

アイフルと三井住友信託銀行が合弁だったのに対し、レイクは実質的に銀行に完全吸収されたと思って良いでしょう。

レイクは昔は人気の消費者金融でしたが、株式会社新生銀行に全て吸収された事により、今はブランド名としてしか残っていません。ゆえに今では完全に銀行カードローンというカテゴリに変化しています。

アイフルは独立系の消費者金融、アコムなどは銀行のグループではあるけど消費者金融であるという立ち位置に対し、レイクは銀行カードローンとなりました。

そうなるとアイフルとレイクは全く違い、アイフルは手を組んだだけ、レイクは完全に会社としては消えてブランドのみが残った感じですね。

今では無関係?合弁解消後のアイフルと三井住友信託銀行の現在

ここで話は三井住友信託銀行に戻りますが、消費者金融の経営が悪化する事で赤字も増えてしまい、そうなると合弁の立場の保持も難しいのは当然ですね。

なので、今現在ではアイフルと三井住友信託銀行は合弁関係を解消しており、アイフルはもちろん消費者金融のままです。

この2社の合弁関係の証とも言えるビジネクストもその立場を大きく変えて、今ではアイフルの子会社という立ち位置です。

ここまでの流れを整理しておきましょう。

  • アイフルと三井住友信託銀行は合弁関係だった
  • 合弁会社としてビジネクストを設立
  • 合弁解消後にビジネクストはアイフルの子会社に

今でもアイフルと三井住友信託銀行の関係は深いと言っている方は、恐らく合弁解消の知らせを見ていない可能性が高いでしょう。

とはいえ、これで完全にアイフルと三井住友信託銀行の関係が消えたかというと、それは違います。

「合弁が終わったから今日からは他人です」なんて風にいかないのが金融業者の間柄であり、今でも無関係とは言い切れない事情があります。

今も続くアイフルと三井住友信託銀行の関係とは、一体どのような形を形成しているのでしょうか?

お金の繋がりは残る?三井住友信託銀行から見たアイフルの存在

三井住友信託銀行から見たアイフルの今の存在というのは、端的に言えば大口融資先のお得意様です。

消費者金融は銀行から借りたお金を顧客に貸し付けるのは先ほどもお話した通りですが、今もその関係は継続しています。

銀行というのは当たり前ですが、ただ単に顧客のお金を預かるだけでは維持できず、そのお金を運用してこそ利益になります。

特に三井住友信託銀行のような投資運用が肝となる銀行の場合、積極的に貸し付けて利益を上げないと、自社の顧客に還元できません。

そういう意味では不景気になった今でも多くの利用者を持ち、じっくりと利益を出そうとしているアイフルは良いお客様と言えるでしょう。

合弁していた時のような深さは無くなったものの、取引先としてはまだまだお互い重要な立場にある、そういった所ですね。

また、一時期倒産寸前まで落ち込んだアイフルの事業再生を主導したのも三井住友信託銀行であり、ある意味では恩人とも言える存在です。

こうした関係を解消すると本来は険悪な仲になりそうですが、アイフルと三井住友信託銀行はお互いが顧客のような間柄となり、無くてはならない存在です。

それにアイフルを吸収しなかったおかげで独立系消費者金融としての立場が守れたのですから、むしろ今は良好な関係だと言えるかもしれません。

アイフルは変わらない?今後の展開に関わる懸念とは

消費者金融としての立ち位置を貫いているアイフルですが、今でもその苦境を脱しているとは言えない面もあります。

そうなると、アイフルの今後の展開についてはいくつか予想が立てられるでしょう。

  • 銀行に吸収されてブランドのみが残る
  • 銀行の傘下に入って銀行系カードローンになる
  • 今後も消費者金融として経営を続けていく

これらの中で、ぱっと見で有力候補になるのが一番目と二番目でしょう。

「銀行に吸収されたり傘下に入れば、銀行グループとしてイメージが良くなりそう」…こう漠然と考えるかもしれません。

ですが、銀行の傘下に収まった消費者金融というのは、生来の良さを若干失っているとも言えます。

それはやっぱり『銀行がバックに付いたので審査も厳しくしないといけない』という事でしょう。

消費者金融は銀行より審査が甘いと有名であり、銀行傘下の消費者金融も確かに銀行に比べると、幾分か簡単でしょう。

しかし銀行傘下になってしまうと銀行の資本にも影響が強く、そうなると昔よりもより回収がしやすい顧客を選ぶ必要があります。

なのでアイフルのような純粋な消費者金融に比べると厳しくなっているという噂は嘘ではなく、昔ほど気軽には使えないでしょう。

そういう意味では「アイフルにはこのままの路線でいてほしい」という人も居るように、今後も独立系としての立場を貫いてもらいたい所ですね。

実は他の銀行とも関係?アイフルとその他銀行の状況

合弁解消後の今も尚アイフルと関係が一番深い銀行と言えば、三井住友信託銀行でしょう。

そしてアイフルは独立系消費者金融なので、これ以上他の銀行との関わり合いがあるわけではない…そう思っていませんか?

実はアイフルは、他の一部の銀行と関係しており、その関係を無くしては営業に支障が出てしまいます。

ではどんな銀行と関係があるかというと、それは以下の通りです。

  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 親和銀行
  • 福岡銀行
  • 熊本銀行

どの銀行も名だたる存在であり、確かに消費者金融との関係があってもおかしく無いかもしれません。

ですが、これらの銀行がアイフルを傘下に収めたなどの話は聞きませんから、どのように関係しているかさっぱりですね。

そこで、今からアイフルとこれらの銀行の関係性について解説をしていきます。

他社銀行でもOK!アイフルが様々なATMで使える理由

先ほど紹介した銀行とアイフルの関係についてですが、端的に言えば『ATM利用の提携先』となっています。

アイフルではキャッシングローンを始めとしたカードローンが用意されていますが、さすがにアイフル専用のATMしか使えないと不便ですよね。

そこでアイフルはATMの利用のみで提携させてもらう事により、前述した7つの銀行ATMでの利用が可能になっています。

カードローンというのはそもそも、特定の地方のみでしか使えないと不便極まりないですよね?

アイフルのATMは全国展開しているものの、繁華街など開けた場所のカバーがメインなので、それだけでは心許ないです。

そこで様々な銀行のATMからでも使えるようにする事で、あらゆる地方の顧客に満足のいく融資体験をしてもらえるというわけです。

アイフルのATMよりも銀行の提携ATMの方がむしろ立地などで便利そうに見えますが、注意点があります。

  • 銀行ATMは営業時間が短め
  • 利用手数料が発生する

特に気になるのが手数料であり、常に無料のアイフルの専用ATMに対して提携ATMでは借入も返済も手数料が発生します。

ATMを使うというのならアイフルをメインにしつつ、いざという時に提携ATMを使うようにしたいですね。

子会社の多さは強さの証!?アイフルのグループ企業の数々

補足となりますが、アイフルは傘下企業には収まっていませんが、逆に傘下ともいえる子会社は複数持ち合わせていたりします。

実は独立系消費者金融であるのにこうした規模の大きさというのは大したもので、未だにアイフルがその立場を崩さない一因とも言えるでしょう。

その子会社たちを紹介しますので、聞いた事がある会社はあるか確認してみて下さい。

  • ライフカード(クレジットカード)
  • ビジネクスト(事業者ローン)
  • アストライ債権回収(債権回収)
  • ニューフロンティアパートナーズ(ベンチャーキャピタル)

この中でも非常に有名なのがクレジットカード会社のライフカードであり、もしかしたらカードをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

優れたポイント還元サービスとクレジットカード本来の使い勝手の良さ、そしてライフカードは信用保証業務も行っています。

こうしたそうそうたる会社の中核がアイフルであり、ともすれば銀行傘下の消費者金融よりも固い地盤がありそうですね。

独立系消費者金融と聞いてその状態に不安を覚えた方がいらっしゃったら、こうしたアイフルの真の姿についても覚えておいて下さいね。

気にし過ぎも良く無い?アイフルと銀行の関係で大事な事

以上でアイフルと三井住友信託銀行の関係についての説明を終えますが、以下がでしたか?

アイフルと三井住友信託銀行は合弁会社として消費者金融の一時代を築き上げ、その後の消費者金融の失速により合弁関係を終えました。

この事から分かるように、金融業界というのはいつ、そしてどこが関係を持ち、いつ解消するかも分からない世界です。

昔から金貸しは儲けると思われていますが、最近では法律の改正、そして長引く不景気で言うほど上手くいっているわけではありません。

そういう意味では私たち利用者にとって融資というのは負担が少ない状態が続いており、前よりも身近な存在になっていますね。

それに何より、私たちにとってどこの消費者金融がどこの銀行と関係したかというのは、前にも言ったように大きく関係しない事が多いです。

今回のアイフルと三井住友信託銀行の合弁についてもそうですが、どちらかが倒産でもしない限りはサービス上に大きな支障がありません。

もちろん知って損は無い知識ではあるものの、実際の融資への影響具合を考えた場合、そうした関係で借入先選びを悩むのは賢いとは言いがたいでしょう。

特に、アイフルは形は変わっていても、今も優秀な消費者金融には代わりありません。

消費者金融としてアイフルからの融資が必要になった場合、気軽に相談する事も出来るので、そこから始めてみてはどうでしょうか?

【参考ページはこちら】
他社借金ありの人がアイフルで借りる時の注意点

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