意外とお金が必要になるタイミングが多い学生さん。
なかなかアルバイトと学業の両立って大変ですし、一人暮らしを始めるとお金が足りない!という場面はかなり多いですよね。
上手に使えばそんな学生さんの強い味方になってくれるのが、「アイフル」をはじめとしたカードローン。(こちらもご参考に→アイフルでお金を借りたい方におすすめ)
しかし、学生さんにはその時代の特権というべきでしょうか?学生さん専用のカードローンである「学生ローン」を利用することも出来ます。
アイフルのような消費者金融のカードローンと、学生さん専用の学生ローン。
両方使える立場にいるなら、一体どちらがお得になるのか、いくつかのポイントで比較してみました。
そもそも学生ローンって何?消費者金融との違いとは
学生ローンとアイフルを比較する前に、まずは学生ローンってどんなもの?という説明からしたいと思います。
その名前から、学生のためのローンなのだろうということはすぐに推察できるところではありますが、
消費者金融とどう違うのか?と聞かれるといまいちわからないところがありますよね。
なんかちょっと名前だけ聞くと怪しい感じがする…と思う方も中にはいそうですので、そのあたりをしっかり明らかにしてみましょう。
学生ローンは消費者金融の一部といってもいい存在
結論から言ってしまいますと、学生ローンという名前であってもその実態は消費者金融と同じです。
消費者金融でも一般的な人向けの商品もあれば、ちょっと条件が厳し目の商品もあるなど、ちょっと特色が違う商品が共存していることは多いですよね。
アイフルなら「キャッシングローン」が基本的にどなたでも利用することが出来る商品で、「ファーストプレミアムカードローン」が年収が一定以上の方向け、というようにです。
学生ローンはそのような「特色が強い商品」をひとつだけ扱っているような消費者金融…と考えてみるといいかもしれません。
同じカテゴリなので共通点も多いのが特徴
消費者金融と学生ローンは同じカテゴリに属していますから、実は共通点もとても多いんです。
例えば適用される法律。どちらも「貸金業法」という法律が適用されています。
この法律の中には、聞いたこともあるかもしれません「総量規制」という仕組みが含まれています。
むしろ貸金業法といえば総量規制!というくらい有名なものですね。
これは「年収の3分の1を超える金額は借り入れることが出来ない」というもので、お金の借りすぎを抑制する役目を果たしています。
文章をよく見ていただくとわかるのですが、アイフルでも学生ローンであっても、お金を借りるのなら「年収」が必要であることがわかります。
年収…つまり、何かしらの形で収入を得ていないとどちらも利用することは出来ない、ということですね。
アイフルと各学生ローン、まずは条件から比較!
まるで姉妹商品といってもいいようなこの2つ。
アイフルと比較してもほとんど意味がないのでは?という疑問さえ浮かんできそうですが、
確かに似ているものの、その中身や印象は細かく見ていくと結構違うものなんです。
似ているけどやっぱり違うこの2つ。まずは利用条件から比較してみましょう!
基本は一定の年齢と定期的な収入。学生ローンはそこにプラス条件も
早速ですがアイフルの学生さんでも利用できるカードローン商品である「キャッシングローン」と、学生ローン6社で利用条件を比較してみましょう。
(⇒アイフルは学生ローンとして利用できる?)
会社名 | 対象となる年齢 | その他条件 |
---|---|---|
アイフル | 満20歳以上 (70歳で融資は停止) |
・安定した継続的な収入があること ・アイフルの基準を満たしていること |
イー・キャンパス | 20歳~34歳 | ・申込時に学生であること ・安定した継続的な収入があること |
友林堂 | 記載なし | ・申込時に学生であること ・安定した継続的な収入があること |
カレッヂ | 記載なし | ・申込時に学生であること ・安定した継続的な収入があること |
マルイ | 記載なし | ・申込時に学生、またはマルイの審査基準を満たしていること ・安定した継続的な収入があること |
アミーゴ | 記載なし | ・申込時に学生であること ・安定した継続的な収入があること |
アイシーローン | 18歳以上 (高校生不可) |
・申込時に学生であること ・安定した継続的な収入があること ・首都圏に在学、あるいは通学していること (予備校生は不可) |
アイフルは学生さんでも利用できる一般向けカードローンなので、条件としては非常にシンプルなのが特徴と言えます。
対してその性質上当たり前ではあるのですが、学生ローンの各社は初回の利用時・申込時には学生であることが必須条件といってもいいでしょう。
マルイについては審査基準を満たせば学生さんでなくても借り入れが出来る可能性がありますが、
社会人になると他にも選択肢が増えるのであえてマルイで借りることにチャレンジする必要はないかな、と思います。
対象地域も要注意!全国対応の学生ローンもあり
アイフルは全国にATMや店舗があるので全く気にしなくていいのですが、学生ローンの場合地域が限定されている場合もあります。
今回の記事においては「アイシーローン」が、利用できるのは
と、しっかりと地域が限定されています。
その他の会社は条件として地域を限定していることはありませんので、全国どこからでも利用できる可能性が高いです。
申し込みに必要なものは?必要書類はこんな感じ
申し込みの条件はアイフルと学生ローン各社でぱきっとわかれた印象でしたが、申し込みに必要なものはどう違いがあるでしょうか?
こちらも表にして比較してみましょう。
会社名 | 必要書類 | その他備考 |
---|---|---|
アイフル | 運転免許証・健康保険証などの 本人確認書類 |
アイフルでの借り入れが50万円、 他社と合わせての借り入れが100万円を 超える場合収入証明書が必要 |
イー・キャンパス | ・学生証 ・運転免許証、健康保険証など |
学費目的ローンの場合は 学費の請求書など |
友林堂 | 学生証または運転免許証など 本人確認書類 |
|
カレッヂ | ・学生証 ・運転免許証か健康保険証 ・銀行のキャッシュカード ・公共料金の請求書か領収書 (現在の住所がわかるもの) ※下2つは振込融資の場合 |
自宅の固定電話への在籍確認で 左記の下2つはパスすることが可能 |
マルイ | 学生証 | 運転免許証や保険証を提出すると 審査に有利になる |
アミーゴ | ・学生証 ・運転免許証か健康保険証 |
|
アイシーローン | ・学生証 ・運転免許証または健康保険証 ・アルバイトの明細又は 振込が記載されている通帳(直近分) |
こちらもアイフルが非常にシンプルな条件なのに対し、各学生ローンではそれぞれ細かく条件がわかれていることがわかります。
必ず学生証が必要でさらに身分証明証として健康保険証などが必要(イー・キャンパスやカレッヂなど)な場合、
学生証があればOKで、運転免許証などはオプションな場合(マルイ)と、会社によって個性がありますね。
必要書類として一番数が多いのは「カレッヂ」の4種類、ついで「アイシーローン」の3種類となっています。
この条件のみで比較すると一番お手軽なのは学生証があればOKで、かつ運転免許証などがあれば審査に有利になる「マルイ」かな、と思います。
次点で運転免許証があればOKなアイフルか友林堂でしょうか。
実際の返済に関わるポイント!金利や利用限度額を比較する
ここが一番気になる!という方も多いでしょう(笑)、金利と利用限度額の比較をしてみましょう。
消費者金融のカードローンの多くは17%台後半から18%というのがセオリーです。
対して学生さん向けの学生ローンは、いったいどのくらいの金利となるのでしょうか…?
金利にも利用限度額にも差が!しっかり比較する必要アリ
こちらも先ほどまでのように、アイフルと6社の学生ローンを比較した表にしてみました。
利用限度額と金利、どのように差があるのでしょうか…?
会社名 | 利用限度額 | 金利 |
---|---|---|
アイフル | 最高500万円 | 4.5%~18.0% |
イー・キャンパス | 最高80万円 | 14.40%~16.80% |
友林堂 | 最高30万円 | 12.0%~18.0% |
カレッヂ | 最高50万円 | 17.00% |
マルイ | 最高50万円 | 15.0%~17.0% |
アミーゴ | 最高50万円 | 14.40%~16.80% |
アイシーローン | 最高50万円 | 10.00%~20.00% |
さすがにアイフルは利用限度額がまさにケタ違い!最高で500万円までの借り入れをすることが出来ます。
とはいえ、総量規制の関係で500万円まで借りることが出来るのは年収1500万円の人…といった、なかなかにハードルの高い条件が必要なのですが。
学生ローンはさすが学生向け、といえるような利用限度額の低さが見られます。
最高でもイー・キャンパスの80万円ですが、それでもそこまで借りようと思ったら年収は240万円必要になります。
単純に毎月バイトをしていても、20万円以上の収入がなければ借りることは出来ませんので、学生の間はここまで借りることは出来ないという認識で問題ないでしょう。
(実際、イー・キャンパスは社会人になっても追加融資を受け付けています)
注目するべき点を金利に移しましょう。
アイフルは最高で18%と、消費者金融の平均的な金利そのものといったところです。
対して学生ローン各社はそれぞれにばらつきがあり、最高金利が一番高いのはアイシーローンの「20%」、一番低いのはイー・キャンパスとアミーゴの「16.8%」です。
最低金利はアイフルが軍を抜いて低いですが、それは利用限度額が500万円と高いから。
50万円~80万円の金利を推測すると、アイフルはほぼ18%から動かない可能性が高いです。
そう考えると、最低金利として一番低いのはアイシーローンの「10%」といえるでしょう。
ここまで低金利で利用できるかはわかりませんが、最高でも50万円しか利用することが出来ないのにここまでの低金利はちょっと驚きですね。
三井住友銀行カードローンは「12.0%~14.5%」、バンクイックは「14.6%」なのでそれよりもアイシーローンの金利のほうが低いことがわかります。
お店によっては優遇金利キャンペーンがあることも!
ただ、金利の話はこれでは終わりません。
多くの学生ローンは一定の条件を満たすことで、金利を優遇してくれるところが多いんです!
どんな条件でどれくらい金利が低くなるのか、お店ごとによって違いますので詳しく見て行きたいと思います。
まずは「イー・キャンパス」のキャンペーンです。
・借り入れの目的が海外旅行・海外留学・海外でのボランティアの場合、
身分証明証の他に海外旅行時の領収書やパスポートの入出国スタンプの提示、旅行の日程表などを提出することが出来れば金利を「15.60%」に優遇
イー・キャンパスの最高金利が「16.80%」なので、上記の目的であれば1.20%も金利が優遇されることになります。
同様のキャンペーンは「アミーゴ」でも行われています。
新規契約:15.60%
追加融資または再契約:15.60%(引き下げ前金利が16.80%または16.20%の方)、または15.00%(引き下げ前金利が15.60%の方)に優遇
・お金の借り入れ目的が学費であり、学費の請求書などが提出出来る方(新規契約のみ)であれば金利を「15.60%」に優遇(ダブルスクールでもOK)
アミーゴも最高金利が「16.80%」なので、最高で「1.80%」の優遇が受けられることになります!これはかなり大きいですね。
また、「カレッヂ」では取引状況及び友達をカレッヂに紹介する(紹介して利用してもらう)ことによって「会員ランク」が上がり、
ゴールド会員:16.0%
ダイヤ会員:15.0%
と、段階的に金利が優遇されていくシステムを取り入れています。
お友達紹介システムを採用しているのは「カレッヂ」だけではありません。
もっとダイレクトにお友達を紹介することでメリットを受けることが出来るのが「マルイ」です。、
仮にマルイで利用した際の金利が17.0%だった場合、二人友達を紹介すれば「-2.4%」となり、なんと「14.6%」で融資を受けることが可能です。
最高で15人まで紹介することができ、なんと15人なら金利が0%(常時無利息の状態)で借りることができちゃいます!
似たようなお友達紹介キャンペーンは「アイシーローン」も行っていて、
最大で10人までなので、優遇金利の最大は10%。つまり「20%」の金利が「10%」と最高で半分になります。
さらにアイシーローンはそれだけではありません。
まるで、大手の消費者金融と同様のサービスである「無利息期間キャンペーン」を行っているんです!
それぞれの学生ローンでお得な金利優遇キャンペーンがあり、上手に使えばアイフルよりもかなりの低金利で利用することが出来ます。
利用限度額の面ではさすがにかないませんが、金利面ではアイフルよりも学生ローンのほうがお得と言えそうですね。
アイフルと比べたときの、学生ローンのメリット・デメリット
利用条件や金利など借りる上で重要と思えるポイントの次は、もうちょっとミクロな視点で見て行きたいと思います。
(⇒アイフルの利息はどのくらいかかる?)
アイフルと比較して、学生ローンにはメリットといえるポイントとデメリットといえるポイントがあります。
これらを理解しておくことで、より自分にとって適切なカードローン(学生ローン)をセレクトすることが出来るはず。
どんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット1:学生ローンは審査が甘い傾向にアリ!
学生ローンは、当たり前ですがそのメインとなる顧客は学生さんです。社会人に対してお金を貸すこともありますが、それは学生ローンの他に社会人用の商品がある場合や、
学生時代にそこでお金を借りていて就職して社会人になった人が対象となっています。
アイフルでも学生さんが申し込む場合多少の考慮はあるかもしれませんが、学生ローンの場合より学生に寄り添った審査基準となります。
そのため「今は学業が忙しくて一時的にアルバイトをしていない」という人でも学生ローンの場合は考慮してくれることもありますし、
きちんとアルバイトをしている(=収入がある)ことがわかればその金額は少なくても融資をしてくれる確率はアイフルよりも高いといえるでしょう。
メリット2:学生ローンは在籍確認ナシが基本!?
カードローンを利用する上で「在籍確認」というものがあります。
これは一般的なカードローンでいうと、勤務先にきちんと申し込んだ人が勤めているか、その会社に属しているかを確認するためのもので、
個人名でかかってくるのでバレる心配は基本ないのですが、勤務先に電話がかかってくるのは出来れば避けたい!と思っている人も多いです。
この在籍確認はアルバイトでも同じ。コンビニでアルバイトをしていたら、そのコンビニに電話がかかってくるわけです。
しかし、学生ローンではこの在籍確認を行わないのが基本なようです。
今回アイフルと比較している6社全てにおいて、基本アルバイト先や自宅に学生ローンから基本連絡がいくことはありません。
ただし数ヶ月連絡なしに返済が滞ったり、どうしても連絡が必要な場合には連絡がいく可能性があります。
(どうしても連絡が必要な場合は、事前に本人に在籍確認の許可を得てからなので、いきなり在籍確認が入ることはありません)
メリット3:利用出来るようになるまでスピーディ!
申し込みから利用までスピーディに終わるのは大手だけ、そう考えていませんか?
アイフルの場合、審査は最短で30分。申し込んだその日のうちにお金を借り入れることも可能です。
でも、実は学生ローンでも最近では審査結果を早く出すことが出来るので、大手と変わらないスピードでお金を借りることも可能なんです!
例えば今回比較対象にしている会社のひとつ「友林堂」の場合では審査時間はなんと「5分~10分」程度で終了してしまうんです!
「マルイ」では申し込みから融資に至るまで30分程度の時間があれば可能という記載があります。
いずれも忙しい時期や申し込みが集中した場合はこれよりも時間がかかりますが、それはアイフルも同じ。
アイフルと比較してメリット、というほど大きく違いがあるわけではないですが、同じ感覚で利用出来るのはメリットと言えそうです。
デメリット1:利用限度額が低い
学生ローン故に仕方ない部分ではありますが、先ほどの表にあったように利用限度額はどうしても低くなります。
50万円も借りることが出来れば十分!という方もいると思いますので一概に低いのがダメということはありませんが、
社会人になると「もうちょっと借りることが出来ればな…」と思う機会が出てくるかもしれません。
そんな時にアイフルであれば利用限度額の増額を行えばさらに追加での借り入れが出来ますが、学生ローンですでに利用限度額いっぱいまで借りている場合
新たに別の会社からの借り入れを検討しなければなりません。
デメリット2:借り入れや返済が店舗か振込に…
学生ローンはその規模は個人経営に近いくらい小さいものが多いです。
そのためお金の借り入れ方法となると、
- 店舗にいって直接借りる
- 銀行振込で振り込んでもらう
の2種類しか取れない場合が多いです。返済も同様ですね。
その点アイフルだと
- アイフルATM
- 提携ATM(コンビニなど)
- 銀行振込での振込
と、店舗にて借りることは出来ませんが、その分全国にある提携ATMから気軽にお金を借り入れることが可能です。
しかも振込は銀行が動いている時間、つまり15時を過ぎてしまうと銀行の翌営業日以降にしか振り込まれませんので
「今すぐお金が必要!」という時にはそのタイムラグが厳しいこともあるでしょう。
その点ATM、特にコンビニなどの提携ATMであれば24時間お金を借り入れることが可能です。
急にお金が必要になったときに早く対応が出来るのは断然アイフルです。
利便性は学生ローンではちょっとアイフルにはかなわない、というのが実情でしょう。
学生の間だけなら学生ローン、将来を見据えるならアイフルも
利用条件や金利、そしてそれぞれのメリット・デメリットという点で比較してきましたが、いかがだったでしょうか?
学生ローンは学生にしか利用できない分、金利も控えめ、そして審査基準も甘め、友達を紹介することで金利優遇もあるなど
利用できるのであれば利用しない手はない!といえる部分も多いです。
しかし利便性の面などを考えると、就職するなど環境が変わっても使い続けられるカードローン…として考えるとやはりアイフルに利があるように思えます。
学生の間だけ、ちょっと足りない部分を補うためにお金を借りたい。
そう考えるのであれば学生ローンのほうがおすすめです。
卒業しても長く使い続けたい、万が一のために契約をしておきたい。
そう考えるのであれば学生のうちからアイフルの利用を検討するほうがいいでしょう。
大切なのは、「自分はどのようにお金を借りて、どのようにカードローンと付き合っていきたいか?」というところです。
金利など見た目の条件だけではなく、自分がどのように利用するのか、そのためにはどのような条件があるのか。
それらを一度じっくりと考えた上で、どちらのカードローンを利用するか考えてみることをおすすめします。
【参考ページはこちら】
アイフルなら無職でも借りられるの?