使いはじめるととても便利なのがアイフルをはじめとしたカードローン。
最初は満足していても、ある程度利用に慣れてきたらついつい人間欲が出てしまうもの。
「もうちょっと利用限度額が上がったらな…」なんて、考えることないですか?
そんな人におすすめなのが「利用限度額の増額」です。
でも増額って難しそう。増額ってどうすれば出来るの?カンタンに利用限度額は増やせるの?などなど、たくさん疑問が出てきてしまいます。
そこで今回は、アイフルでの増額の申し込み方法、そして増額を申し込む前に知っておきたいことをピックアップ。
他社のカードローンを利用していても増額を考えているなら絶対に知っておきたい知識をご紹介します!
アイフルで増額するにはどうすればいい?
アイフルを現在利用していて、更にお金を借りたいと思った時が「増額」を考えるタイミングかもしれません。
しかし新規契約と違い、増額についてはその情報が非常に少なく、どうやって増額をすればいいのかわからない!という方もいるかもしれません。
まずはアイフルで増額を行うにはどうすればいいかを調べてみました。
会員サイトにログインして、増額の申し込みを行えばOK
その方法は実はとってもカンタン。
アイフルは契約すると会員専用のWEBサイトにログイン出来るようになるのですが、ログイン後の会員メニューの中に「増額申し込み」があります。
そこから申し込み手続きを行うだけ!これだけで増額の申し込み自体は完了です。
あまりにもカンタンすぎて拍子抜けした、という方もいるのではないでしょうか(笑)。
増額OKなら来店不要で利用できるようになるのもGood
増額の審査に可決して、めでたく利用限度額が増額された場合、その手続きのためにアイフルの店舗に行く必要はありません。
(⇒アイフルの増枠は来店不要?)
郵送やネット上などでこちらもカンタンに手続きを行うことが出来、そんなに時間もかからず追加融資も利用できるようになっちゃいます。
手続きが煩雑だととっても面倒ですが、申し込みから実際利用できるようになるまで、アイフルのカードローンの新規契約と同様にスムーズに、しかもカンタンに行えます。
アイフルから増額のお誘いがくる場合も!?
中には自分から申し込みをすることがなくても、アイフルの方から「もっと利用限度額を増額してみませんか」といったお誘い(インビテーション)がくる場合があります。
その際は既に審査に可決した状態なので、改めて審査を受ける必要はありません。
増額が必要なければ断ればいいですし、もうちょっと増額しようかな?と考えているならインビテーションを受ければOKです。
なかなか簡単にインビテーションはくるものではないので、自分にきたらちょっと嬉しくなっちゃうかもしれませんね。
なぜかというと、利用していなくても契約上の利用限度額だけお金を借りているのと同じ扱いを受けるからです。
今後利用する可能性が高い、もともと増額を考えていた場合は問題ないと思いますが、「誘われたから上げる」という形なら一度断ったほうがいいでしょう。
増額を申し込む前に!今の自分の状況をチェックして
インビテーションが来てくれればいいのですが、残念ながらそういった方はある程度選ばれた人だけですので、
多くの人は自分から増額の申し込みをすることになります。
申し込みをするのは先ほど説明したようにとってもカンタンですが、増額が出来るかどうかは審査をしないとわからないんです。
どうせ申し込みをするのなら、増額出来るチャンス…つまり、審査に可決するチャンスは少しでも増やしたいですよね。
チャンスを増やすためにまず知っておくべきなのは今の自分の状況。
ポイントとしてまとめると
- 増額をしたいカードローン商品の対応状況
- 自分の借り入れ可能な総量規制による限度額
- 現在の自分の借り入れ状況
- 現在の自分の返済状況
- 他社カードローンなどの利用状況
- 契約時から現在までの利用期間
- カードローン契約時からの情報の変更
あたりはすべてチェックしておきたい項目です。
どうしてチェックが必要なのか?という理由をそれぞれ説明していきたいと思います。
自分が利用しているカードローンは増額に対応している?
見逃しがちながら、非常に重要な項目なのがこちらです。
アイフルの商品でいえば、「キャッシングローン」や「ファーストプレミアムカードローン」は問題なく増額が可能と思われます。
ただ、「わんポチっと。」のようなそもそもの利用限度額が低い設定の商品の場合、増額に対応していない…という場合もあります。
「わんポチっと。」ですでに10万円を借りている場合、商品自体の貸し出し上限が10万円なので増額は天地がひっくり返っても不可能ですよね。
増額したい場合は、その商品自体の利用限度額の上限をチェックし、自分が増額出来るかどうかを知っておきましょう。
自分の総量規制の限度額を超えてないかも重要!
アイフルなどの消費者金融からお金を借りている場合、商品自体の利用限度額も大切ですが、自分自身の利用限度額も気にしなければなりません。
消費者金融に適用される法律のひとつに「貸金業法」があり、その中に「総量規制」という仕組みがあります。
これはお金を借りすぎないようにするために
と定められているんです。
なので、今自分がアイフルから借りているお金が総量規制のうちのどれくらいかを把握しておく必要があるんです。
例えば年収が450万円の人であれば、総量規制で借り入れが出来るのは限界で150万円になります。
そのうちアイフルと現在50万円までの借り入れで契約している場合、増額出来るのはそこから100万円までの範囲です。
「50万円までアイフルで借りられるけど、今は45万円しか借りてないよ?105万円じゃないの?」
と疑問に思ったかもしれません。
が、契約で利用限度額が50万円と定められていますので、実際いくら借りていようが、50万円借りているのと同じ扱いになります。
仮に実際借りている金額で計算してしまうと、年収の3分の1を超えてしまうおそれがあるからですね。
今の時点で総量規制ギリギリになっちゃってる…という人は増額の申し込みをしても審査に通らない確率がとても高いので注意しましょう。
現在の自分の借り入れ状況もチェック対象。借りなさすぎもダメ
自分が今アイフルからどれくらいお金を借りているのか、当たり前のように把握はしていると思いますが再度チェックを。
現在の利用限度額が50万円なのに、最高でも10万円しか借りたことがない…なんてことはありませんか?
50万円のうち10万円しか借りていないなら、あと40万円も余っていることになります。
その状態で増額を申し込んでも、「50万円で十分やりくりできているのでは?」と判断され、審査に可決することはありません。
増額したいのであれば、ある程度利用限度額いっぱいまで借りているという実績を作る必要があります。
増額においてかなり重要な返済実績。もちろん延滞はダメ!
アイフルで増額出来るかどうか、ここにかかっているといっても過言ではないかも!?
借りたお金をどのように返済しているか、これはとっても重要なポイントです。
とはいえ、どのように…といっても、どのような方法でという意味ではありません。
「きちんと滞りなく返済ができているかどうか」、これが重要なんです。
当たり前ですが、返済がいつもちょっと遅れてしまう、何度か1週間程度の延滞をしたことがある…というような、
返済に対してルーズな人にはアイフルは絶対に増額をすることはありません。
現在の利用限度額でそうなのですから、さらにお金を借りることが出来るようになった時にきちんと返済してくれない確率が上がる、そう考えるからです。
増額を考えるなら…いえ、考えている・いないにかかわらずきちんと返済は行いましょう。
他社カードローンの利用状況は、増額枠にも影響が
これは「総量規制」の項目に関わってくる部分になります。
他社からの借り入れと、アイフルからの借り入れの金額(利用限度額)の合計が総量規制に近かったり、ギリギリいっぱいといった場合だと増額は望むことが出来ません。
アイフルとの契約当時他社からも借りていたけれど現在は完済した、という場合でも契約が続いている限り利用限度額分は総量規制から引かれたままになります。
アイフル一本に絞りたいと考えている方は、他社のカードローンは解約するようにしましょう。
アイフルの利用期間は最重要とも言えるポイント!
増額を申し込む上で最重要とも言えるポイントのひとつが、このアイフルでの利用期間です。
この期間が短い場合、きちんと返済することが出来るのかどうかアイフルが判断しづらく審査には不利になってしまいます。
契約してすぐに「増額したいから申し込もう!」なんていうのはもってのほか。
会社によっては利用3ヶ月から増額の申し込みをすることが出来るところもありますが、それでもまだ早いですね。
少なくとも半年はきちんと利用し、アイフルに「この人なら大丈夫かな?」と思ってもらえるようにしましょう。
利用してから情報は変わってない?きちんと変更するのが大事
アイフルとカードローンの契約を結んだ時から、情報は全く変わっていないでしょうか?
例えば転職をした、引っ越しをした、携帯電話の番号を変えた…というような大切な情報はすぐに変更しなければなりません。
そうなると情報に間違いがあるのか、ウソの情報を登録していたのか判断がつかなくなってしまうんです。
もちろんウソの情報を登録しているとお金を借りることなんて出来ませんし、カードローンの契約自体もあぶないです。
どんなに小さな情報でも、何か変更があった場合はこまめに情報を更新しておくことが大切です。
増額で逆に減額!?増額審査のカラクリとは
チェック項目は全てチェックできたでしょうか?
増額を考えている方ならば、全ての項目について「問題ない!」と胸を張って言えるかと思います。
もしどこか問題がある場合は、まずはそこを解消することから始めてくださいね。
さて、増額の申し込みを行うとそれに伴って審査が行われます。
増額の審査というと、例えば利用限度額が50万円の人が70万円への増額を希望しているなら
- 審査に可決して70万円になる
- 70万円はムリだが60万円なら…などの、希望額よりは少ないが増額はできる
- 増額の審査に否決し、利用限度額は50万円のまま
の3つのいずれかになる、と考えます。当然ですよね?増額の審査なのですから。
しかし実は4つ目の結果がもたらされる場合もあります。
それは、「利用限度額が減額される」という悪魔のようなものなんです。
おかしいですよね。なぜ利用限度額の増額を希望したのに、結果として利用限度額が下がってしまうのか。
もちろんこの結果は多くの人にもたらされるものではありません。
ごく一部、といってもいいでしょうが、それでも可能性はゼロではないんです。
どうして利用限度額が下がってしまうのか、それは増額の審査にカラクリがあるんです。
どうして利用限度額が減額されてしまうの?その理由とは
増額の審査と聞くと、「増額出来るかどうか」に焦点が当たると思いがちですよね。
むしろそれ以外の焦点はあるのか?といってもいいくらいです。
実はそこがちょっとミスリードといいますか、発想を変えなければいけないポイントになっています。
増額の審査…という名目にはなっていますが、実際は新規でアイフルと契約をしなおすのと同じ扱いなんです。
もちろん既に契約は済ませている状態なわけですから、増額の審査で利用そのものができなくなります、ということはありません。
ですが新規の契約と同じように審査をするわけですから、信用情報を再度チェックしたり、
スコアリング(審査のシステムのひとつで、項目ごとに点数をつけていくものです)などを含めて審査はしっかりと行われるといってもいいでしょう。
その結果、契約時と比較して「返済能力が低い」と判断されてしまった場合は
利用限度額の増額どころか減額が起こってしまう可能性がある…というわけなんですね。
利用限度額が減額される可能性があるものって?
そうそう利用限度額が減額されることはないと思いますが、万が一でもそれは避けたい、と思っている方のために
利用限度額が減額されてしまうかもしれない条件をピックアップしてみました。
- 転職をして年収や職種が変わった
- 結婚をして家族が増えた
- マイホームの購入に際し住宅ローンを組むなど新たな借り入れが増えた
- 利用における延滞などのトラブルがあった
考えられるのはこのあたりでしょうか。それぞれの理由について詳しく見て行きましょう。
年収や職種(勤務形態)が変わると、評価自体もガラリと変わる
まずは転職をして年収や職種が変わった場合です。
カードローンにおいて年収が大事なのは総量規制のこともあり、身にしみている方も多いと思います。
単純に年収が30万円減ると総量規制上10万円上限が減るわけですから、
現在の状態が年収が変わった後の総量規制ギリギリという場合、
利用限度額が減ってしまってもそれは仕方ないことだと納得出来るのではないでしょうか。
しかし年収だけでなく職種や雇用形態も実は非常に大事なポイントなんです。
職種や勤務形態は返済能力(カードローンをきちんと返済できる経済力などのことを返済能力といいます)の安定に直結すると考えられています。
公務員はリストラの可能性が非常に低いので安定性が高く、カードローン業界においてはかなりの高評価を受けます。
他にも医師や弁護士といったいわゆる「エリート」な職業は評価が高い傾向にあります。
職種ではありませんが雇用形態として契約社員や派遣社員、アルバイトの方は長く続くかわからないので正社員の方に比べると評価は低めになってしまいます。
公務員だからこそこの利用限度額でOKしていた、ということであれば公務員の安定がなくなることで利用限度額が低くなってもおかしくありません。
カードローン契約時と比較して年収が低くなった、職種や業務形態に変更があった場合は利用限度額が下がるリスクがあることは忘れないようにするべきです。
その際改めて審査を行い、そのタイミングで利用限度額に変動が起こることも十分にありえます。
結婚をした・引っ越しをしたなどの環境の変化
実はカードローンの評価としては、結婚をしている人よりも独身の人の方が評価が高い傾向にあります。
その理由はなんとなくおわかりかと思いますが、独身の人の方が自由に使うお金が多いからですね。
また、実家に住んでいた人が一人暮らしをした場合も環境の変化として審査に影響してくる場合があります。
回数が少ない、または引っ越してから1年近くそこに住んでいるのであれば全く問題ありませんが、
半年の間に何回も引っ越しをしているような場合は審査に影響が出てくる可能性があります。
ただこれらの変化については他の項目と比べるとそうそう利用限度額の減額に影響することはないと思いますので、あまり気にする必要はないでしょう。
新たな借り入れは総量規制外でも影響するので注意
この記事の中で何度となく出てきている「総量規制」ですが、これは全ての借り入れが対象になるわけではありません。
具体的に言うと、「貸金業法」という法律が適用されない会社…具体的には銀行のカードローン(の利用限度額)は総量規制の中には含まれません。
また、総量規制の中にも「例外」と「除外」があり、その中に「住宅ローン」や「借り換えローン」が含まれています。
例を出すと、このような感じになります。
アイフルで40万円で契約している場合、総量規制上ではあと160万円しか借りることが出来ません。
ここに銀行のカードローンで30万円を借り入れ、住宅ローンで2000万円を借り入れていても、これら2つはどちらも総量規制の対象外なので、あと160万円借りることが可能です。
しかしこのような総量規制の対象外となる借り入れであっても、結局毎月の返済があるということは変わりません。
上記の例で言えば
- アイフルでの借り入れ
- 銀行カードローンでの借り入れ
- 住宅ローン
の3つの返済を毎月しなければならないので、結構な負担になりますよね。
このような状態で増額の申し込みをしても審査に通ることは難しいですし、
逆に「こんなに借りてたら返済も厳しいだろう」と利用限度額が減ってしまう可能性は十分に考えられます。
延滞などのトラブルは申し込み以前の問題
最後に延滞など、きちんと返済が出来ていない場合です。
これは増額の申し込みをする前に利用限度額が減額される可能性も十分にあります。
そもそも延滞をしている状態で増額の申し込みなんてもってのほかですので、ちょっと信じられない…と個人的に思ってしまいますね。
基本的なマナー・ルールの問題なのでこの理由で減額されるのであれば増額は諦めましょう。
リスクも踏まえて、それでも増額したいなら申し込もう
増額ってカンタンに出来るものだと思っていたけど、案外キツいのでは…?なんて感想を持った方もいるかもしれませんね。
確かに既に契約ができている、審査に可決している状態なのだから増額なんてすぐに出来るだろうと思ってもそれは仕方がないことです。
インビテーションがくるような人であれば、「増額なんてカンタン!」という意識でも間違いではありませんしね。
意外と増額の申し込みはリスクがあるということがわかっていただけたのではないでしょうか。
実は増額よりも新規申し込みの方が早いことが多い
これも意外に思う方が多いかもしれませんが、増額するよりは他のカードローンで新規で借りたほうがはやかったりするんです。
なぜかというと、もしカンタンに増額が出来るような状態であれば、最初から利用限度額が高めの設定で借りることが出来るというのがひとつです。
ちょっと極端な例をまた出しますが、公務員の方で年収1000万!といった人がいれば「利用限度額を20万円くらいにとどめておこう」なんてことにはしませんよね。
やっぱり40万円や50万円、もしくは最初は少なめにしても利用して2~3ヶ月くらいでインビテーションが来るかもしれません。
でもそれはやっぱりごく一部のひとであって、多くの人は自分が希望するよりも少ない利用限度額になってしまいます。
増額は最初の審査で決められた利用限度額のさらに上を目指すものですから、審査としては厳しくなるのは当たり前…ですよね。
また、増額の申し込みをするには利用を始めてから半年程度は利用しなければなりません。
そのうち増額出来ればいいかな~、という人なら全く問題ないですが、ある程度早く増額したい人からすればその時間は長いです。
新規で申し込みをすれば審査結果は30分程度で出ますし、アイフルで半年間の実績を作る必要もありません。
非常にお手軽でなおかつカンタンに追加での借り入れが可能なのは、増額よりも新規契約なんです。
増額によるメリットも。リスクを知った上でのチャレンジはあり
ただ増額にメリットがないわけではありません。
一番は金利面でしょう。カードローンは利用限度額が高くなればなるほど金利は相対的に低くなっていきます。
アイフルから30万円、他社3社から20万円ずつ合計90万円を借り入れるより、アイフルから90万円を借り入れる方が金利が低くなる可能性はずっと高いです。
さらにひとつの会社から借りているだけなので返済などの管理がしやすい点もメリットです。
増額をする際にはリスクがある。
そのことを知った上でそれでも増額したい!と思うのであればチャレンジする価値は十分にあると思います。
【参考ページはこちら】
アイフルの限度額が急に変更された理由とは?