消費者金融を利用しているうちに、その便利さからもっと多くのお金が借りたいと思うことがありますよね。
その場合、増枠の希望をすることもできます。全ての消費者金融が増枠に対応しているわけではありませんが、アイフルなら可能です。
しかし、無条件に増枠できるのではなく、その際には審査があることをご存知ですか?
申し込みの時と同じように、増枠にも審査があります。ということは、通らないこともあるのです。
実際、アイフルのホームページでも、審査の結果によっては希望に添えないことがあると案内されています。
せっかく増枠の申し込みをするのですから、審査に通りたいですよね。
実は、守れば審査に通りやすくなるルールが、5つあります。
そこで、守るべきルールとはどのようなものか、詳しく確認していきましょう!
増枠の申し込みをするのは契約から半年以上経ってから
アイフルでは増枠を申し込むことが可能なのですが、増枠の審査に通るためには準備期間が必要です。
では、なぜ準備期間が必要なのか、それを知るために、アイフルが増枠に応じてくれる理由から見ていきましょう。
なぜ最初に決められた融資限度額よりも増枠することができるの?
一度審査を受けて融資限度額が決まったのに、後から増額できると言われると、なんで最初からもっとたくさん貸してくれないの?と思うかもしれませんね。
しかし、これには理由があります。
それは、最初は書類だけを見て審査しますが、増枠の審査の場合、その人の返済状況もチェックして判断できるからなのです。
(⇒アイフルの審査基準とは?)
アイフルとしては、借りたお金をきちんと返済してくれる人に融資をしたいわけです。
そこで、最初は、これくらいなら貸せるだろうと予想した金額よりも、用心のためにさらに少なめに融資限度額を決めています。
そして、利用状況を見て、信用できると判断した場合に、より多くのお金を貸してもいいかなと思うわけです。
そのため、増枠してもらうためには、返済を続けることによって、自分が信用できる人物だとアイフルに思ってもらうことが必要なのです。
増枠できるかどうかは、これまでの返済実績で決まります
増枠の審査の際には、審査を申し込むまできちんと返済を続けてきたかどうかが、信用度を量るポイントとなっています。
その場合、1回きちんと返済をしたから、次からも大丈夫だろうと判断することはできませんよね。
最初は良くても、利用期間が長くなるにつれ、返済が難しくなることも出てきます。
ということは、ある程度の期間をかけて返済状況を見て、本当にその人が今後も返済を続けてくれそうかどうかを判断する必要があるのです。
そのため、下記のように言えます。
- 増枠の審査に通るのは、少なくとも利用開始半年後から
- 審査に通りやすくなるのは、利用開始1年後から
これまでに返済を続けてきた期間が長いほど、増枠の審査に通りやすくなります。
返済をしていない期間は利用実績とならないので注意!
ここで一つ注意点があります。
それは、例えば借りたお金を3か月で完済して、その後は借り入れをしていなかったような場合、利用開始から1年経っていても、7か月は返済していた期間とは見なしてもらえないということです。
アイフルとしては、長期に渡って返済状況を見たいわけです。しかし、利用していない期間は返済がないため、状況がわからず、参考にすることができません。
そのような場合は、審査に通りにくくなることも知っておく必要があります。
先ほど確認した半年・1年という目安は、返済を続けていると仮定してのものなので、返済をしていない期間がある場合は、それを除いて考えましょう。
増枠を希望するなら滞納しないように返済を続けよう
増枠の審査に通るためには、ある程度の期間アイフルを利用して、返済実績を積み重ねていくことが大切なのですが、ただ長い間アイフルとの取り引きがあるだけではいけません。
返済状況によっては、かえって印象を悪くすることがあります。それは、返済中に滞納してしまった時です。
滞納することで、お金を返せない人と思われてしまいます
これは言われなくてもわかるよと言われそうですが、お金を返せないと信用してもらえなくても仕方がないですよね。
消費者金融は、貸したお金を返してもらわないと、経営にダメージを受けてしまいます。
そのため、お金を返してくれない人に融資をしたいとは思いません。
アイフルから信用を得るためには、返済がきちんとできることを、実際に返済していくことによって証明する必要があります。
しかし、滞納してしまっては、逆に返済ができないことを印象付けてしまいます。
今の融資限度額ですでに返済が滞っている人の融資枠を増やしても、ますます返済ができなくなるのは、誰が考えても明らかです。
そこで、利用を開始した時点から、次のように意識しておくことが必要です。
- 増枠するためには、1回も滞納しない
1回でも滞納してしまったら、まず増枠の審査には通りませんので、将来的に増枠を希望している人は、返済を忘れずに続けましょう。
決められた額よりも多めに返済していると信用度が上がる!
実は、毎月忘れずに返済をしているだけよりも、さらにアイフルからの信用度が上がる返済のし方があります。
それは、下記のやり方です。
- 決められた返済額より多く返済する
通常、決められた金額を毎月アイフルに返済していれば、増額の審査には何の問題もありません。
その上、決められた返済金額よりも多くの金額を返済していると、返済できる金額に余裕があると思われ、増枠の審査にさらに通りやすくなります。
アイフルの場合、返済方法には下記の2種類があります。
- サイクル制
- 約定日制
サイクル制の場合、返済日の翌日から数えて35日目が次の返済日となります。
約定日制の場合、自分の都合のいい日にちを選んで、毎月同じ日に返済をします。
それぞれの返済方法の場合、下記の表にある金額が返済金額です。
アイフルでは500万円まで借り入れできますが、ここでは例として一部を抜粋して紹介しています。
アイフルの場合、借り入れ直後の残高によって、返済金額が変わります。
借り入れ直後の残高 | サイクル制の場合 | 約定日制の場合 |
---|---|---|
1円~10万円まで | 5千円 | 4千円 |
10万1円~20万円まで | 9千円 | 8千円 |
20万1円~30万円まで | 1万3千円 | 1万1千円 |
このように、返済金額が決められていますが、アイフルでは支払い額を変更して返済することも可能です。
その場合は、会員サービスから金額の変更を行います。
毎回の返済でなくてもいいので、余裕がある時に決められた金額以上の返済をしていると、より増枠の審査に通りやすくなります。
もちろんですが、前回多く返したから、今回は滞納してもいいということではありません。
いくら多めに返済をした月があっても、滞納しては意味がないので気をつけましょう。
借り方にも注意!常に限度額ギリギリの借り入れは審査に悪影響
毎回滞納せずに返済をしていても、アイフルから返済能力を疑問視される借り方があります。
増枠を希望する人は、下記のような借り方をしていないか、確認してみて下さい。
- 借り入れと返済を何度も繰り返し、限度額ギリギリまで常に借り入れをしている
では、この借り方がなぜ問題なのか、詳しく見ていきましょう。
常に限度額ギリギリだと余裕がないと思われます
このような場合、毎回遅れずに返済はしていても、お金に困っている状態なんだとアイフルに判断されます。
特に、常に融資限度額ギリギリまで常に借り入れをしているような状態だと、アイフルからの印象は良くありません。
返済が滞ってしまうよりは、毎月遅れずに返済をしている分いいのですが、それでも返済に回すお金があまりなさそうだと思われることは確かです。
そのため、増枠ということになると、審査でどうしても不利になってしまいます。
本当に必要な時だけ借り入れをしましょう!
カードローンに慣れてくると、欲しいものがある、友達に誘われたなど、ちょっと何かあるとすぐにお金を借りたくなってしまうことがあります。
以前は我慢することもあれば、時には買ったり出かけたりしていたものが、カードローンがあると思うことで、つい毎回のように欲しいものを買ってしまうようになる可能性があるのです。
そうなると、気づけば、常に借り入れが融資限度額ギリギリというような状態になるのです。
時には、本当に欲しいものを買うためにカードローンを使ってもいいですし、めったに行けない友達との旅行に借りたお金を使うのもいいでしょう。
しかし、それが常にとなると、今後の返済を考えたうえでもいいこととは言えません。
そのため、本当に必要な時だけ借り入をする習慣をつけることで、カードローンを適度に利用しつつ、使い過ぎにならないような借り入れ方ができるのです。
先ほど確認したように、カードローンを使わないで置いておく期間が長くても、返済実績を重ねたとは言えなくなりますので、適度な利用するのはいいことです。
本当に借りたい時だけを選んで、適度に借り入れをすることで、増枠の審査に通りやすい状態を作っておきたいものです。
自分の年収の3分の1を超えない金額を希望しよう
返済の問題以外にも、増枠の際の審査結果に影響を与えることがあります。それは、借り入れを希望する金額です。
増枠の希望をする時、自分の年収の3分の1を超える金額で申し込むと、増枠の審査には通りません。
これには、アイフルをはじめとする、消費者金融が守らなければならない、貸金業法という法律が関係しています。
では、その法律はどのような内容なのか、見てみましょう。
貸金業法は、消費者金融など貸金業者が守る法律です
貸金業法は、その名の通り貸金業者が守るべき法律です。
貸金業者とは、消費者金融や、クレジットカード会社のように、個人向けに無担保の融資をしている業者のことを指します。
銀行や信用金庫などの中には、預金業務など他の業務をメインに行いながら、合わせてカードローンを発行しているところもありますが、それらは貸金業者ではありません。
消費者金融であるアイフルは、貸金業者に分類されるため、貸金業法を守らなければいけません。
その貸金業法の中に、総量規制と呼ばれる決まりがあるのですが、それが年収の3分の1を超えない金額で増枠の希望をしなければいけない理由となっています。
では、総量規制について詳しく見ていきましょう。
総量規制によって年収の3分の1を超える借り入れはできません
総量規制は、貸金業者を利用している人が借り入れできる金額を、その人の年収の3分の1までに制限するという内容です。
これは、規制が無かった頃に、多くの金額を借り入れしたり、あちこちの貸金業者から借り入れをしたりする人が多かったことから制定されたものです。
つまり、返済に困ったり、返済ができずに自己破産したりする人が相次いだことを受けて、消費者金融の利用者を守る目的で作られた決まり事なのです。
しかし、それによって借り入れできる金額に上限ができたのも確かです。
貸金業者であるアイフルは、借り入れをする人の年収の3分の1以内に借り入れ総額がおさまるように融資をしなければいけません。
他社からの借り入れを増やすのはNGです
それから、アイフルの審査に通るためには、他社からの借り入れを増やすことは避けましょう。
なぜなら、アイフルだけではなく、他の会社からもお金を借りなければいけない状況なので、かなりお金に困っているのだと判断されるからです。
借り入れ件数が3件を超えると新たな借り入れが難しくなります
初めてアイフルに申し込む時の審査でもそうなのですが、増枠の審査の時も、借り入れ件数には注意しなければいけません。
- 他社からの借り入れが3件以上あると、まず増枠できません
もともと、返済能力が高いと見なされる人は、融資限度額が高めに設定されます。そのため、1社からの借り入れで十分なことが多いものです。
しかし、返済能力があまり高くないと見なされる場合は、融資限度額が低めに設定されます。
そのため、お金に困ってもその消費者金融からそれ以上借り入れをすることができず、他社を頼るしかなくなります。
そのため、借り入れ件数が多いと、審査にはとても不利なのです。
どうしても困ってアイフル以外を利用する場合でも、1社までにとどめておきましょう。
総量規制はアイフルだけではなく他社の借り入れも含めて考えます
先ほど、総量規制によって、アイフルからの借り入れは年収の3分の1までに制限されることを確認しました。
実は、総量規制の年収の3分の1という割合は、アイフルからの借り入れのみを言っているのではありません。
他社からの借り入れも含めて、年収の3分の1におさまるようにしなければいけないのです。
そのため、アイフル以外にも借り入れがある人は、それも含めて考えなければいけません。
他社からの借り入れも含めると、年収の3分の1を超える可能性が高まりますね。
そういった意味からも、他社からの借り入れを増やすのはNGなのです。
実はアイフルから増枠の案内が来ることも!それを待てば確実です
アイフルを、返済の遅れなく長期間利用していた場合、アイフルから増枠の案内があるという口コミがあります。
それを待ってから増枠を申し込むと、よりスムーズに増枠ができます。
案内があるということは、すでに信用があるということです
アイフルの方から増枠の案内がくるということは、すでに増枠できる状態にあるということです。
その場合、審査に通る条件がそろっていると考えられます。
そのため、案内があってから、例えば他社からの借り入れ件数を増やした、転職したなど何らかの変化があった時以外は、増枠の審査に落ちるとは考えにくくなっています。
そうわかっていれば、安心して増枠の申し込みをすることができますよね。
案内が待てない場合は、自分から申し込みましょう
しかし、案内が来るまで待っていられないという人もいらっしゃることでしょう。
その場合、ここまで確認してきたことをチェックして、問題が無いと思った場合は、自分から増枠を申し込むことも、もちろん可能です。
案内がなければ、絶対に増枠の審査に通らないという意味ではありません。
アイフルで増枠する時の申し込み方法とは
アイフルで増枠したいと思った時は、下記の方法で申し込みましょう。
- インターネットで会員サービスにログインし、増枠申し込みをする
- 店頭窓口で申し込む
- 契約ルームで申し込む
- 会員専用ダイヤル(または女性専用ダイヤル)に電話して申し込む
ただし、ここまで確認してきたように、ただ増額を申し込むだけでは審査に通りません。
そこで、審査に通るために守るべき5つのルールを、最後にもう一度まとめます。
- 利用開始後、半年以上経過してから申し込む(継続して利用している場合)
- 滞納しない
- 常に融資限度額ギリギリになるような借り方をしない
- 他の借り入れも含めて借り入れ総額が年収の3分の1までにおさまる金額を希望する
- 他社からの借り入れ件数を増やさない
初めて借り入れをした時からこれらのルールをしっかり守り、増枠の審査に通るように準備をして、ぜひアイフルで増枠してもらいましょう!
【参考ページはこちら】
アイフルの増額は在籍確認もある?