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アイフルの審査前に理解しておこう、リボ払いってこんなシステム

アイフルだけに限ったことではありませんが、多くの消費者金融は返済方法にいわゆる「リボ払い」を採用しています。これは「リボルビング払い」の略ですね。

このリボ払い、大変便利な返済方法なのですが、実は落とし穴もいっぱいです。もっとも、消費者金融からお金を借りる以上、この返済方法から逃れることはほぼ不可能。それで、重要なことはこのリボ払いの仕組み、メリット、デメリットをよく理解しておくことです。

人によってはリボ払いと分割払いをほとんど同じように捉えている方もおられるようですので、以下、一緒に理解していきましょう。

リボ払いってそもそもどんな返済方法?

リボ払いって分割払いと違うの?

なんて言っている方、まずはリボ払いの定義について、確認していただきたいと思います。

リボ払いとは「支払い残高に応じて毎月あらかじめ決められた額を返済する方法」 です。

「支払い残高に応じて」というのが鍵ですね。アイフルにしろ、他のキャッシングにしろ、一定の利用金額内で繰り返し貸し借りをすることができますよね。
(⇒アイフルと他社カードローンの比較!

一度まとまったお金を借りてそれで終わり、というわけではないのです。キャッシングに似ているのはクレジットカード。誰もが使ったことがあるクレジットカードも買い物を定常的に重ねていき、支払い残高が絶えず変化します、それと同じです。

ここでアイフルでは実際にどのくらいの支払いになるのかを見てみましょう。その際に注意すべきなのは、返済日に関してアイフルは2つの制度を準備している、ということです。それは約定日制とサイクル制です。

約定日制とサイクル制って何?

これはリボ払いとは直接は関係ないのですが、このどちらを選ぶかによって、毎回の支払い額に違いが出てきますので、この2つの違いについて簡単にまずみてみましょう。

約定日制とは、借り入れている人が都合の良い日を毎月指定して支払う方法です。例えば、毎月20日と決めたら、その期日までの10日間のうちに返済する方法です。

そして、もう一つのサイクル制は、ある月に返済したら、その翌日からスタートし、35日後が次の支払日となるシステムです。返済期日の前であれば、いつでも返済可能なので、事実上、自分のペースに合わせていつでも返済ができる、ということになります。

簡単に言ってしまえば、サイクル制のほうが早く支払いを済ませることができる、ということになりますね。

さて、これを前提にして、アイフルのリボ払いの支払い額がだいたいどのくらいなのかを具体的に見てみることにしましょう。

借入残高 サイクル制 約定日制
1円~100,000円 5000円 4000円
100,001円~200,000円 9000円 8000円
200,001円~300,000円 13000円 11000円
300,001円~400,000円 13000円 11000円
400,001円~500,000円 15000円 13000円
500,001円~600,000円 18000円 16000円
600,001円~700,000円 21000円 18000円
700,001円~800,000円 24000円 21000円
800,001円~900,000円 27000円 23000円
900,001円~1,000,000円 30000円 26000円

アイフルの利用限度額は500万円ですから、本当はまだまだ続きますが、一応100万円までの支払い残高に応じた毎回の支払額がお分かりいただけたかと思います。サイクル制のほうが早く完済できるので、若干支払い額が高くなっていることにお気づきになるかと思います。

ちなみにこのまま増えていくと、支払額が500万円に達した場合は、サイクル制で7万円の支払い、約定日制は66000円の支払いとなります。

お分かりいただけるのは、思ったより毎回の支払い額が少ないということではないでしょうか?

考えてみてください、100万円の借金をしているのに、毎回の支払いは3万円で済む、というのです。

そして、これが吉とも凶とも出る可能性がある、ということは覚えておいていただきたいと思います。以下、このリボ払いのメリット&デメリットをご紹介すればそれがお分かりいただけるかと思います。

リボ払いのメリットとは?

リボ払いのメリットはなんといっても、毎月の支払額が定額なので、家計のやりくりがしやすい ということに尽きるでしょう。

多くの方は他にもクレジットカードを複数枚持っておられるかと思いますが、こちらもリボ払いです。すべてリボ払いであれば、

「アイフルでは5,000円、VISAでは8,000円、今月のリボ払いは合計で13,000円!」

という風に見通しが非常に立てやすいわけですね。もし、これ、カードを使わずに現金一括払いをしていたら、ある月だけに支払いや返済が集中して大変なことになります。

しかし、素朴な疑問として、

実際に多額のお金を借りているのに、こんなに支払いが少なくて良いの??

ということではないでしょうか?そうなんです、美味しい話には必ず裏があるのです。。

リボ払いのデメリットとは?

先ほども言及しましたが、100万円もの借金をアイフルからしているのに、もし約定日制を選択していれば、毎月の支払いは26,000円でOK。

しかし、これは裏を返せば、借金がなかなか減らない ということに他なりません。

100万円の借金を毎月26,000円の返済で完済しようとすれば、単純に割っても38ヶ月、つまり約3年かかることになります。

しかし、忘れてはならないのは金利です。実は毎月26,000円の支払いを続ければ、金利を含めて返済すると、53回払い、つまり4年5ヶ月もの時間がかかることになります。
支払う金利はなんと、371,095円 にもなるのです。

なぜこういうことになるのか、というと、毎月の返済が少ないために金利分は毎回返済できても、なかなか元本を減らすことができない のです。

元本が減らなければ、その元本に応じて生み出される金利も減らない、ということ。これがリボ払いの恐ろしさの真相です。

さらに怖いのは、通常、アイフルから借りる場合は、1回借りて終わり、ということにはなりません。借り入れと返済を繰り返しますよね。

そうなると、一体自分の支払い残高がどのくらいなのか、把握することが非常に難しくなり、アイフルがはじきだした返済額で漫然と返済を続ける、受身の姿勢になってしまうのです。

リボ払いのメリット&デメリットを理解して賢いキャッシングを

リボ払いには上記のメリット&デメリットがあることをよく理解していただき、借り入れる際にはよくご自分の現状を把握してキャッシングなさることをおすすめします。

避けていただきたいのは、まだ完済していない借金があるのに、借り入れを繰り返すことです。例えば、30万円借りて、まだそれをアイフルに返済し終えていないのに、お金が必要になったからと言って、重ねて10万、20万と借りてしまうことです。

そうなると、自分がいったいどのくらい借りているのか、支払い残高がどのくらいで、利息がどのくらい発生するのか、といったことが非常につかみにくくなります。

リボ払いの怖さも理解していただけたかと思いますから、まずは借りたお金をきちんと返済してから、再度借りるようになさってください。

【参考ページはこちら】
家族にばれないアイフル利用方法

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