キャッシングやローンの申込みをすると必ず審査を受けることになっています。消費者金融は利用者に馴染みやすいとは言われていますが、キャッシングローンに申し込む時、申込者が審査のことをわかっていないと思わぬところで失敗することがあるようです。
ときどき、「『仮審査』に通ったのに『本審査』に落ちてしまった」と驚かれる人もいるようです。「仮審査」と「本審査」とを区別できていない申込者が思わぬ結果を受け取って戸惑ってしまうというケースです。
ここでは仮審査と本審査がどういうものか、そして本当にアイフルのメリットを活用するコツを説明していきます。
アイフル公式サイトの「仮審査」ってどんなもの?
「えっ?仮審査なんてあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。銀行ローンなどの申込みには確かに仮審査と本審査との2つを実施していることは事実だからです。口コミなどを見ても、アイフルの仮審査が問題になったりしています。
しかし、一般には仮審査と呼んであたかも何かの審査のように思わせるのですが、実際はそれは審査とは呼べないものに過ぎません。それではアイフルの仮審査とは一体何なのでしょうか。アイフルの公式サイトが提供している仮審査を調べてみましょう。
仮審査の内容と意味は?
一般に仮審査と呼んでいる審査は、アイフルの公式サイトに用意されている「1秒診断」のことです。この1秒診断のボタンをクリックしてみるといくつかの入力ができるようになっています。入力するようになっている項目は以下の4項目。
- 年齢
- 雇用形態
- 年収
- 他社借入金額
この1秒診断は申込者を特定するものではありません。ですから気軽に使用してみることができます。簡単な項目の入力だけで、キャッシングの利用申込が可能かを判断することができるようになっています。つまり申込の条件を満たしているかを判断することが目的です。
ですから収入をどれほど大きい金額を入力しても、年齢条件が外れていれば借入れ不可能であることが表示されてしまいます。逆に年齢条件や雇用形態の条件が範囲内であれば、年収は10万円でも申込可能であると表示するのです。
本来審査と呼ぶのであれば、金融業者側の判断を必要とします。言い換えれば、この1秒診断にアイフルの判断が反映されなければならないはずなのです。しかし、この1秒診断は自動判定しているだけです。ですから仮審査と呼ぶことは不適当なのですね。
実際、アイフルの利用申し込みはこの1秒診断を利用しなくても、なにも問題は生じません。1秒診断を利用しないまま、カードローンの申込みが可能になっているのです。このコトが意味するのは、1秒診断はキャッシングの可否に関係しないということです。
審査は金融業者の判断するタイミングです。つまりアイフルが担当者によってキャッシング可決の判断をするためのものであり、またそれは法律によって適正に行われることが取り決められていることなのです。
本審査の内容
1秒診断とは異なって、本審査では数多くのことを確認することになっています。項目は多岐に渡りますが、大まかにまとめてみれば次の通りです。
- 申込金額
- 申込者の情報
- 住居情報
- 勤務先情報
- 他社からの借入れ状況
- アイフルからの連絡について
- 希望する契約方法
- パスワード
このような入力情報の欄の下には見落としがちですが、「同意事項」として個人情報取扱規約および、書面の電磁的方法による提供というリンクあることに気づくはずです。これらの同意事項は重要な内容が記載されていますので一覧するようにしましょう。
どうして審査するの?
1秒診断では個人情報を特定することはありませんが、正式な申込みをするときには個人情報を誤りなく入力することが求められます。キャッシングが正式に法的な行為なので、契約の当事者を特定できるように確認することがとても大切なのです。
その他にも大切な目的があります。経済的状況の向上に寄与できないキャッシングから保護することや個人を金融犯罪から保護することもその目的になっています。考えてみれば、むしろ審査は利用者にとって必要なことだとわかるでょう。
審査って具体的に何をするの?
それでは、カードローンに申込み後に開始される審査、本審査で行われる内容とはどのようなことを行うのでしょうか。
アイフルでは独自に開発したスコアリングシステムによる「自動与信システム」を用いた審査と「信用情報照会」という2つの個人信用情報審査が併用されているようです。内容的には他の消費者金融業者のものと大差はなく、次のようになっています。
- 書類審査
- 信用情報審査
- 在籍確認
書類審査は申込内容が精査されることになります。フリガナの字種を始め、事細かな確認が行われます。ここで何かのミスが見つかると審査が否決されてしまう可能性が高いですから、入力時には細心の注意を払ってミスをしないようにしましょう。
アイフル独自のの自動与信システムによる評価はこの段階の前後でなされることになっているようです。アイフルの審査はこのシステムを併用することに特徴があります。
信用情報審査は、申込者がどのようにキャッシングを利用してきたかを中心に判断することになります。日本信用情報機関シー・アイ・シーに保管されているデータを照会することで評価されることになっています。
この時、他社からの借入状況はこの時点で一目瞭然です。また支払いの延滞などの記録なども把握されることになります。アイフルでは収入額が低いことで審査落ちはしませんので、虚偽申告をしないように気をつけましょう。
結局、審査は申込み後に行われます
正式に申込みをして、審査に必要な書類の送付が完了した時点で審査が始まることになっています。仮審査-本審査と分ける実体はなく、申込みをした後行われる審査が唯一の審査だということになります。
信用情報審査がほぼ完了した時点で在籍確認の電話が入ることになっているようです。ですから在籍確確認の電話が入れば、審査に通ったと考えても大丈夫だと言われているのです。
審査に通るコツがあることを押さえておこう
アイフルで審査が可決されるためのコツは、他の消費者金融業者でキャッシングする時のコツと大部分共通しています。しかし、アイフルは他の業者より積極的な審査が期待できるので、よりこれらのコツは効果的であると言えそうです。
少額の申込みをする
消費者金融は少額の生活資金をキャッシングすることが本来のカタチです。ですから少額キャッシングを扱うことが中心です。このことを逆に言えば高額のキャッシングは不得意であってなかなか審査に通りにくいということを意味するのです。
特に慎重審査になってしまうと時間がかかると言われていますので注意が必要でしょう。
この慎重審査はアイフルの判断による処置ではありません。貸金業法によって定められた手続きの規定です。総量規制で定められている年収の3分の1を超えたキャッシングになることがないように取り決められていることなのです。
消費者金融利用の最大の魅力はキャッシングスピードが速いことです。せっかく速い審査のに慎重審査などになってしまうと、消費者金融のキャッシングにとって最大の魅力が損なわれてしまうことになります。
正確に申告する
入力ミスなどがないように最新の注意が必要です。特にネットを利用した申込みの場合、入力に際して単純ミスがなくなりません。このような単純な入力ミスであっても申込みとしては不正という扱いにせざるを得ないのです。
単純な入力ミスというものは、些細なミスであるということ。しかし、受け取ることになる結果は大きなものになるでしょう。個人信用情報に申込みの事実が記録されることになるからです。そうなるとしばらくの間、他社の利用申込みが難しくなります。
正確ということの意味は、事実に照らしてという意味も含みます。特に勤め先などに関する情報や年収に関する数字については少しでもという気持ちが働くものですが、これらの思惑は既によく知られたことなので、余計なことをするのは何の意味もありません。
むしろ、申告内容に事実とに差異のあることが発覚した場合、審査に通らなくなると考えた方がよいでしょう。ですから、事実に対して正確に申告することが審査に通るためのコツの一つなのです。
免許証ではなく保険証を提出する
特に断りが無ければ、本人証明書類としては免許証よりも保険証の方が優れているとされています。このことを知っていることで、どちらを証明書として提示すればよいかの判断がしやすくなると思います。
これには理由があります。免許証では、本人の顔写真が入った身分証明書という意味合いが強くありますが、保険証の場合は、本人の社会的ステータスや安定の状況を証明するという意味が含まれます。
このような本人証明書類の大切さを理解しておくことはキャッシング利用の基礎知識の一つだとでしょう。個人情報の照会の際に本人証明書類と承諾が必須なのはもちろん、個人情報保護のためにほかなりません。
アイフルの商品でオススメなのは?
アイフルは独自に商品を開発し積極的な営業を展開している消費者金融業者としてよく知られています。その商品は個人向けのキャッシングローンから事業性ローンまで多岐にわたっています。これらの商品の一体どれがオススメのものでしょうか。
アイフルの特徴から分かること
アイフルとはどのような消費者金融業者でしょうか?様々な業者の中でアイフルを特徴付けることは何かと言えば、消費者金融の銀行との提携が主流になる中、アイフルは独立系の消費者金融業者だということができるでしょう。
このことはアイフルの経営方針によることですが、審査の可否に見られる傾向と無関係ではないはずです。他の業社よりも積極的な結果が多いのは、実はアイフルが他の業社よりも本来の消費者金融業社としての特徴を強く残しているからなのです。
戦後の高度経済成長期に出現した消費者金融業は黎明期から、無担保・無保証人による生活資金のキャッシング、個人向け融資を中心としてきました。その利用金額は1万円から5万円というキャッシング金額が中心を占めているとアンケート等が示しています。
ですから少額のキャッシングローンを気軽に利用することが私達の適正なつきあいかたであると言えるでしょう。少額キャッシングの利用を前提にすることで、消費者金融のキャッシングを利用する最大のメリットが生じてくるのですね。
消費者金融業でのキャッシングの最大のメリットは気軽に利用できること。つまり少額のキャッシングを利用するのに構える必要がないということ。業者が難しいことを言わずに応じてくれる気安さが大切なことなのです。
勿論、アイフルの良さも同じことですが、しかしアイフルの強みは多岐に渡って展開しているその商品群にあるのです。個人向けローンであっても条件に合わせて選べるようになっていることは他の業社には見られない特徴です。
このためアイフルでは返済方式にも2通りの方式を用意しています。それぞれの商品ごとに返済方式が設定されているわけです。「元利定額返済方式」と呼ばれる方法は契約途中で追加キャッシングをしないものに設定されています。
ですから、かりかえ商品、まとめ商品そして目的ローンについては返済方式に元利定額返済方式が採用されており、その他の商品に関しては「借入後残高スライド元利定額リボルビング方式」です。この方式は業界スタンダードとしてよく知られています。
アイフルの個人向けローン商品を一覧にすると次のようになります。
- キャッシングローン
- わんポチッと
- ファーストプレミアム・カードローン
- 目的別ローン
- レディースアイフル
- かりかえMAX
- おまとめMAX
以上のものから通常のカードローン利用を考えて主なものを比較してみましょう。そうすることで意外なオススメのカードローンが見えてくるはずです。
キャッシングローン
最高融資限度額 | 500万円 |
---|---|
実質年率 | 4.5%~18.0% |
融資限度額や実質年率は業界標準の設定になっていて、これがアイフルの主力商品です。公式サイトから申込みボタンをクリックして選択されるカードローンはこのキャッシングローンになっています。
わんポチッと
限度額 | 10万円 |
---|---|
貸付利率 | 18.0% |
この商品の申込みには特別な注意点があります。
この商品では申込み手続きからキャッシングまでの流れは以下の通りです。携帯電話などを利用して必要書類を送信する必要がありますので、これらの手順を予めよく理解しておくほうが良いでしょう。
2.携帯電話で必要書類を送信
3.審査結果の連絡
4.ネットで契約手続き
5.振り込み
6.カード郵送
意外と知られていないようで残念なのがこの商品なのです。いわゆる消費者金融のキャッシング商品をカードローン形式で実現したと言える商品内容になっています。確かに少額のカードローンではありますが、それ以上に利用しやすいように工夫されています。
ファーストプレミアム・カードローン
最高融資限度額 | 500万円 |
---|---|
実質年利 | 4.5%~9.5% |
通常のアイフルのカードローンと差別化するように用意されている商品です。名前も少し高級感を出していて、金利などの条件も上限を抑えたものになっています。しかし、この商品の場合、申込み条件が通常のものより若干厳しくなっているので注意が必要です。
条件 | キャッシングローン | ファーストプレミアム |
---|---|---|
年齢条件 | 20歳~69歳 | 23歳~59歳 |
収入条件 | 定期的な収入と返済能力を有する | 一定の年収がある |
申込条件 | 初めての利用 | |
必要書類 | 本人確認書類 | 本人確認書類、収入を証明する書類 |
左右を見比べてみるとさほどの違いがないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、年齢の下限が23歳になっていたり、また上限は59歳と10歳も違っています。さらに収入条件が「一定の年収」になっているのはいわくありげですね。
実際はこのファーストプレミアムでは金利面での優遇と引き換えに収入条件がかなり厳しいものになっていることが知られています。ですから、うっかりと申込みをしてしまうと、必要書類に収入を証明する書類が必須になってくるので注意しましょう。
目的別ローン
その他に個人向けローンには使途目的を制限することで金利面を優遇した商品が用意されています。これらの使途目的に適合する場合はこちらのローンを利用することを考えることも意味があることになるでしょう。
利用限度額 | 1万円~100万円 |
---|---|
年利 | 9.8%~17.0% |
使途目的として設定されている項目には次のようなものが挙げられています。当てはまるようであればアイフルの公式サイトで確認して、相談窓口に電話するとよいと思われます。
- 冠婚葬祭
- 医療
- 教育、引っ越し
- レジャー
レディースアイフル
働く女性にとっても消費者金融のキャッシングは心強いものであることは間違いないことでしょう。しかし、実際にキャッシング申込みをしようとしても周囲に相談できる人がいなくて不安だということもよく耳にします。アイフルでは女性専用ダイヤルがあります。
契約限度額 | 500万円以内 |
---|---|
実質年率 | 4.5%~18.0% |
商品スペックは主力商品であるキャッシングローンと同等の内容が設定されています。しかし、専用ダイヤルの応対を専任の女性スタッフが担当することになっていますから、いろいろと不安に思うことも相談でき、女性利用者から好評を得ているようです。
これらの商品群に加えてアイフルの特徴となっているのは、消費者金融業者でありながら借換え商品・まとめ商品を提供していることでしょう。これらの商品では金利も低めに設定しているので、複数のローンを利用中であれば一考する価値はあるでしょう。
かりかえMAX
実質年利 | 12.0%~17.5% |
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最高融資限度額 | 500万円 |
返済方式 | 元利定額 |
おまとめMAX
実質年利 | 12.0%~15.0% |
---|---|
最高融資限度額 | 500万円まで |
返済方式 | 元利定額 |
アイフルのおすすめ利用方法まとめ
アイフルは純粋な消費者金融業者です。従って高額のキャッシングを期待して利用しようとすると失敗してしまうかあるいは、消費者金融のキャッシングの良さを著しく損なうことになってしまうかも知れません。
主力商品であるキャッシングローンを申し込む場合でも利用希望限度額は出来る限り小さい金額で申し込むことがコツになります。利用実績を積んでから徐々に増枠をするようにしましょう。このようにすることで個人信用が大幅に向上することになります。
アイフルでは数多くの商品が提供されていますが、それらの中で消費者金融のキャッシングローン商品として最もユニークでメリットがある商品はいうまでもなくわんポチッと、ということになるのではないでしょうか。
ネットを利用することで可能な限り手間を省いた商品であり、消費者金融業者でのキャッシング利用の良い所を十分に備えているからです。利用に際して返済計画を十分に考慮する必要がありますが、公式サイトではシミュレーターを提供しています。
アイフルの返済金額シミュレーションは、支払い方式、支払いサイクル、利用金額、貸付利率を入力することで計算することができるようになっています。かなり自由度が高い設計になっているということができるでしょう。
このシミュレーションを活用すれば毎回の返済計画を立てることができるはずです。そして返済可能であるという判断をすることが、審査と呼べる仮審査ではないでしょうか。
【参考ページはこちら】
アイフルの仮審査に通れば借入可能確定?