きんしんにもアイフルにも限度額内で自由に借り入れ出来るカードローンがあります。同じカードローンですから、利用方法や制限についての共通点は当然あるわけです。
しかし!きんちんとアイフルのカードローンには決定的な違いがあります。それが総量規制です。
(⇒アイフルと他社カードローンの比較)
きんしんは総量規制の対象外、アイフルを利用する際は総量規制を気にしなければいけません。
なぜ総量規制が適用されるかどうかが異なるのか、他にどのような違いがあるのか、徹底比較していきましょう!
総量規制は貸金業者にだけ適用される決まり!
個人がお金を借りる時、総量規制の適用を受けるために借り入れ金額が制限される、この事は知っているかもしれません。
しかし、総量規制に対象と対象外があるという事は知らないのではないでしょうか。実は、総量規制は貸金業法内の規制なので、貸金業者のみに適用されるものなのです。
つまり、金沢信用金庫であるきんしんは総量規制の対象外となり、貸金業者であるアイフルは総量規制の対象となるわけです。
アイフルのカードローンを利用するときは、限度額が最高でも年収の3分の1を超えることが出来ないのです。
しかし、きんしんは審査で信用できると判断されれば、年収の3分の1を超える限度額設定も可能となります。
銀行や信用金庫は対象外なので、年収による貸付金額の規制はない
きんしんとアイフルの最大の違いが総量規制の対象かそうじゃないかという点なのです。
きんしんカードローンは専業主婦でも申し込みが可能
きんしんは総量規制の対象外ですから、収入の無い専業主婦でも申し込み・利用が可能となっています。(こちらもご参考に→主婦でも20万以上アイフルで借りられる?)
簡単に商品内容を紹介しておきましょう。
商品名 | 融資限度額 | 年齢制限 | 年率 |
---|---|---|---|
きんしんきゃっする | 最高300万円 専業主婦50万円 |
20歳以上 65歳以下 |
融資限度額ごとに設定 変動金利 |
きんしんきゃっするを利用するためには、以下の条件をクリアしなければいけません。
- 20歳以上65歳以下
- 安定継続した収入がある
- 金沢信用金庫の営業区域内に居住・勤務している
ここで気づきませんか?きんしんきゃっするを利用するためには、基本的に安定継続した収入が必要なのです。
しかし専業主婦も利用できるとあります。それは、配偶者に安定継続した収入があればOKという事なのです。
申し込み時には配偶者の年収や勤務先情報も申告しなければいけません。そして、本人に収入が無いという事で融資限度額も最高50万円までと制限されてしまいます。
専業主婦でも利用することが出来るきんしんきゃっするですが、収入がないという事で返済できなくなるかもしれないリスクもあります。
配偶者の収入があると言っても、配偶者の名義で契約するわけではないので配偶者が返済をする義務はないのです。
きんしんきゃっするはパートやアルバイトの人も利用することが出来ます。総量規制は関係ありませんから、信用してもらえれば高い限度額で利用することも可能ですよ。
アイフルの限度額は最高500万円!ただし年収1,500万円以上が必要!?
まずはアイフルの商品内容を紹介しましょう。
商品名 | 融資限度額 | 年齢制限 | 年率 |
---|---|---|---|
キャッシングローン | 最高500万円 | 20歳以上70歳未満 | 4.5~18.0% |
アイフルは最高融資限度額が500万円となっています。きんしんきゃっするよりも高い限度額の設定が可能というわけです。
しかし!ここで注意しておかなければいけないのはアイフルが総量規制の対象になるという点です。500万円の融資限度額になるためには、その3倍である1,500万円以上の収入が必要となるのです。
アイフルで最高融資限度額を設定してもらうのはかなり難しいと言えるでしょう。
500万円じゃなくても、アイフルを申し込む場合は希望限度額の3倍以上の収入がなければいけません。
50万円を希望するなら150万円以上、100万円希望するなら300万円以上の収入が必要になるという事を認識しておきましょう。
年収によって限度額に制限が生じるため、申し込み時に記載する年収に偽りがあってはいけません。
アイフルは50万円以上の限度額を希望する場合、収入証明書の提出が必要となります。
嘘をついてもすぐにばれてしまいますので、正直に申告するようにしておきましょう。
アイフルは来店不要で申し込み・契約が可能
アイフルは、申し込みから契約・利用まで来店する必要がありません。誰にも知られることなく、利用することが可能なのです。(こちらもご参考に→借金が家族にばれないか心配な時はアイフルへ)
申し込み方法はインターネット、電話、来店の3つから選ぶことが出来ますし、審査も最短30分で終了するスピーディーなものとなっています。
また、契約手続きもインターネット、郵送で行う事が出来るのです。ただし、インターネットで契約した場合は自宅へ郵送物が届きます。
自宅への郵送を避けたい場合は、アイフルの店舗もしくは無人契約機でカードを受け取るようにしておきましょう。
ただし、自宅への郵送となる場合も配達時間を選択できるというサービスがあります。本人のみの受け取りとなりますから、同居している家族が受け取る心配もありません。
アイフルは誰にも知られることなく利用することが出来るカードローンなのです。
限度額が制限されることがメリットになる!?
きんしんとアイフルは信用金庫と消費者金融という違いから、総量規制の対象かそうじゃないかという点が異なります。
総量規制の対象となるアイフルは利用限度額が低くなってしまうからダメ、きんしんは年収による制限がないから良いということでもないのです。
アイフルは総量規制の対象ですから、年収によってはどうしても限度額が低く設定されてしまいます。
しかし、限度額が制限されることで生じるメリットもあるのです。
- 使いすぎを防ぐことが出来る
- 無理なく返済することが出来る
- 多重債務になるリスクを減らすことが出来る
この3点が総量規制のメリットだと言えます。
まず、年収に見合った金額が限度額になる事で使いすぎを防ぐことが出来ます。限度額の設定が大きくなると、計画外の利用もしてしまいがちになります。
いつでも利用できるお金があるというのは、使いすぎのリスクにも繋がるわけです。
限度額が制限されていれば、返済金額が大きくなりすぎる事を防ぐことにもなりますよね。利用すればするほど返済金額が大きくなり、支払金利の額も膨らんでいきますからね。
そして、総量規制は一社からの借り入れ金額を対象としたものでは無く、借り入れ金額の総額・合算が対象となります。
複数の借り入れを行おうとしても、年収の3分の1を超えることが出来ないため多重債務になるリスクを減らすことが出来るのです。
総量規制による利用者側のメリットもあるということは知っておきたいですね。
もちろん、総量規制がないことで多くの金額を借り入れできるというきんしん側のメリットもあります。
多くの金額を必要としている場合は、きんしんのカードローンを検討して良いでしょう。
ただし、信用金庫のカードローンはアイフルと比べると多少審査が厳しい傾向にあります。
自身の信用情報に問題があれば審査に通らない可能性もありますから、誰でも審査に通るものではないのです。
返済負担を軽減して多重債務を避けることが出来るメリットがある
総量規制があることが、一概に悪ではないことは理解しておきたいですね。
【参考ページはこちら】
アイフル借入徹底マニュアルはこちら