金融用語はたくさんありますが、追加融資という言葉をご存知ですか?これは、『お金を借りている最中に追加で借り入れる事』です。
本来融資と言えば『一度お金を借りたら後は返済するのみ』と考える人が多く、そうした形式の融資があるのも事実です。
ただ、それだけが全てではなく、中には追加融資を受けられる借入方法というのも存在しているのです。
アイフルでの追加融資に必要な条件とは、どうなっているのでしょうか?大手消費者金融を例に追加融資に必要な事を学びましょう。
アイフルでは追加融資は可能?その基本条件について
例えばアイフルから10万円を借りていて、その返済途上だったとしましょう。その後返済に集中できれば良いですが、別途5万円ほど必要になったとします。
別の金融業者から別途調達する手もありますが、アイフルからまた5万円ほど借りられれば、そちらの方が手間が少なそうですよね?
つまりはそれこそが追加融資の基本であり、利用している最中の会社からまた必要な分だけ借り入れる事を指しています。
そしてその追加融資が受けられるかどうかについては金融業者と借入方法次第であり、アイフルは追加融資が可能な金融業者となっています。
そんなアイフルは消費者金融の中でどのような特徴があるかと言うと、追加融資可能以外であれば以下のような点があります。
- 銀行と提携していない独自の消費者金融
- 融資方法が豊富で用途に合わせて使い分けが可能
- カードローンの受け取り方が柔軟
どれもなかなか興味を引く特徴だと思いますが、今回気にするべきは真ん中のポイントです。
アイフルにはなんと8種類もの融資方法があり、どれを選ぶかで今回気にするべき追加融資を受ける為の条件が異なるのです。
消費者金融と言えばカードローンでアイフルにも便利なカードローンが用意されていますが、カードローン以外を使う可能性ももちろんあります。
それを踏まえた上で、全ての方法にて追加融資の受け方を学んでおきましょう。融資はいつどれだけ必要になるか分かりません。
追加融資を勉強する前に知りたい増額との違い
追加融資の事について学ぶ前に、増額という言葉との違いについてまずは勉強しておきましょう。
この増額と追加融資というのは響きが非常に似ており、実際に同じ意味合いだとして使っている人も居ます。
しかし、追加融資の事について重点的に知るなら、この違いを知らないと正しい知識にはたどり着けません。
口語にて説明するなら、以下のような違いを見る事ができます。
この前カードローンで10万円借りたけど、後からもっと必要になってさらに3万円ほど追加融資として貸してもらった。
カードローンの限度額が10万円しか無かったので、増額する事で30万円にしてもらった。
こうして見ると、いかがでしょうか?何となく、双方の違いによって使う場面の違いにも繋がっていったと思います。
従って増額を行う場合は多くが『限度額内でなら自由に使える融資方法』であるカードローンで指す事となり、追加融資はカードローン以外でも使う事があります。
(⇒アイフルの増額審査完全ハウツー)
こうした違いを知らないまま金融業者に相談した場合、お互いの認識の違いで違う手続きをする可能性もあります。
最も、アイフルなどの大手消費者金融の窓口の人は融資のプロであり、話の流れにて何となく理解し、そっと訂正してくれる事も多いです。
こうした事もありますので、初心者のうちで分からない事があれば、些細な内容でも電話で直接聞いてみると良いでしょう。
自分自身でも分からない違いや内容を漠然と説明しておけば、いつかはアイフル側が正しい答えまで導いてくれる事でしょう。
アイフルの借入方法は様々!それぞれの用途を知っておこう
アイフルでは先ほどの説明通り、8種類もの融資方法があります。まずはその方法の違いについて知る為に、表にまとめてご説明いたします。
サービス名 | 限度額 | 金利 | 用途 |
---|---|---|---|
キャッシングローン | 最大500万円 | 4.5%?18.0% | 使い道が自由なカードローン |
かりかえMAX | 最大500万円 | 12.0%?17.5% | 借り換え専用融資 |
おまとめMAX | 最大500万円 | 12.0%?15.0% | おまとめ専用融資 |
事業サポートプラン(無担保) | 最大300万円(個人事業主は250万円) | 12.775%?18.000% | 無担保で利用出来る事業向け融資 |
事業サポートプラン(不動産担保) | 最大1億円 | 6.8%?12.0% | 不動産を担保に大金を用意できる事業向け融資 |
わんポチッと。 | 最大10万円 | 18.0% | 書類レスで利用できるお手軽なカードローン |
ファーストプレミアム・カードローン | 最大500万円 | 4.5%?9.5% | 一定以上の年収がある人向けの高性能なカードローン |
目的別ローン | 最大100万円 | 9.8%?17.0% | 目的によって内容が変わる使い切りローン |
こうして見ていただけると分かりますが、アイフルは借り入れる方法により、使い道というのも大きく異なってきます。
使い道が異なれば融資審査の基準も変わり、そして肝心の追加融資の条件が変わる事は、説明通りです。
それが理解できましたら、いよいよ追加融資が簡単なものとそうでなおものに分けて見ていきましょう。
区分は二種類?アイフルでの追加融資条件の違い
それではここからアイフルでの追加融資が簡単な融資方法と、若干難しい若しくは不可能である方法に分けて説明します。
大まかに分けて説明する理由は、実は追加融資が簡単なプランとそうでないプランでは、そもそも利用層が違います。
追加融資を受ける事を見越した人やとりあえず備えとして用意するか、目的がすでに完全に決まっているかどうかの違いなのです。
それでは、早速分けて見ていきましょう。まずは追加融資の条件が簡単な融資からです。
- キャッシングローン
- わんポチッと。
- ファーストプレミアム・カードローン
続きまして、追加融資が難しい、或は出来ないとされる融資方法についてです。
- かりかえMAX
- おまとめMAX
- 事業サポートプラン(無担保)
- 事業サポートプラン(不動産担保)
- 目的別ローン
このように二分ができました。こうして見ると、追加融資を受けるのが難しい融資方法が多いと言えますね。
というより、そもそも追加融資が何度でも使える融資方法というのはその特性上、複数用意しているのは意味が無いと言えます。
そういう意味ではアイフルは、簡単に追加融資が受けられるプランを程よく用意しており、バランスは決して悪くありません。
それでは早速、次項からは追加融資が簡単に受けられる借入方法についてご説明していきます。
カードローンは追加融資も簡単!アイフル一押しの融資方法
追加融資の条件が特にない…つまり簡単な融資プランというのは、どれもカードローンと呼ばれる物です。
アイフルで該当している三種類のカードローンを含む、以下のようなものがほぼ同じ使い勝手となります
- 融資のみの単一機能のカードローン
- クレジットカードのキャッシング枠と呼ばれる機能
- 銀行のキャッシュカードなど特定の機能との併用カードローン
こうした融資方法は全て、追加融資の際に特に何かアイフルに連絡や契約などを行う必要はありません。
カードローンはどれも『決められた限度額内であれば、自由に借入及び返済が可能』となっているのです。
アイフルではこれが三種類もあり正直迷うかもしれませんが、どのカードローンもコンセプトがありますので、よく見ると違うものである事が分かります。
まず『わんポチッと。』ですが、こちらは最大でも10万円までと非常に小額であり、使い過ぎなどの心配が不要です。
さらに融資審査に書かせない書類送付も非常に簡易的となっており、簡単審査で最低限のカードローンとしての働きをしてくれる、初心者向けとも言えるカードローンです。
続いて『キャッシングローン』ですが、こちらはアイフルの主力とも言えるカードローンで、限度額と金利、審査難易度のバランスが良好です。
お手軽な借入から最大500万円もの限度額と、サッと借りるにも長く使うにも、迷った時はコレとも言える一枚です。
最後に『ファーストプレミアム・カードローン』ですが、こちらは一定以上の収入が求められているように、難易度が高いです。
しかしその分低金利な融資を受けられる為に、金銭的な余裕がある人向けの、まさにプレミアムな融資体験の為のカードなのです。
無条件というわけでは無い?カードローンの追加融資が止まる理由
カードローンはいつでも好きな時に好きなだけ借りられる…これが最大のポイントなのですが、無条件でというわけではありません。
そもそもカードローンも融資審査に通る事で始めて限度額が設定されて、その枠内でのみ借入が使えます。
なのでカードローンの契約が無事に終わった後であっても、追加融資が受けられなくなってしまう条件もあります。
以下、主なカードローンの追加融資が止まる条件です。
- 限度額まで到達する
- 返済を延滞してしまう
- 他社借入も含めて総量規制に到達する
一番上は当たり前なのですが、カードローンはあくまでも『限度額内』で自由に借入ができるのであり、そこまで借り入れると当然利用不可となります。
例えば100万円の限度額なら、100万円まで借り入れると当然それ以上の借入はできませんが、返済して枠が95万円になれば追加融資で5万円は受けられるという事になります。
そして延滞してしまっても追加融資は受けられません。期日内での返済は契約の基本なのですから、当然の事ですよね。
延滞を解消すれば再び利用できるようになる…と言いたい所ですが、先に遅れる事を伝えなかったり、長期間遅れるとそのまま利用停止もあり得るので注意して下さい。
最後に総量規制についてですが、これは『消費者金融からの借入は他社も含めて年収の三分の一まで』としている決まりです。
年収300万円で他社から50万円、アイフルから50万円借りていると合計100万円となり、これでも追加融資は不可能になります。
ただ、銀行の融資などの総量規制対象外の融資はカウントしませんから、どうしても追加融資が必要ならそうした借入方法を検討しましょう。
追加融資は不可能?借り切り融資の特徴について
アイフルでは上記カードローン3種類以外にも5種類ほど融資方法がありましたが、残りの融資方法は基本的に『借り切り』の方法です。
借り切りの融資とは、一回の契約で希望額を全て貸し付け、後は返済をしていくのみの借入方法です。
こうした融資方法としては、以下のような方法が該当します。
- フリーローン(カードの無い現金融資)
- 特定の方法にのみ借入可能な目的ローン(分割ローン含む)
- 事業者向けの大口融資
フリーローンに関してはカードローンとかなり使い勝手が似ていますが、カードが発行されない為に追加融資が面倒になっています。
フリーローン利用中の追加融資に関しては各社非常にまばらな対応をしており、「追加融資は不可能です」という所もあれば「実績次第で相談に応じます」としている事があります。
特定の目的に使えるローンの場合、アイフルでも目的ローンがありますが、見積もり等を提出しなくてはいけません。
その見積もり分だけかっきり貸し付けられる為、後からの変更に関しては別途フリーローンを組み合わせるなど、こちらが柔軟な判断をしなくてはいけません。
最後に事業者向け融資ですが、こちらは会社の為に借りたりするので、より計画的な融資利用の計画書などを見せないといけません。
事業者への貸し付けは日本ではリスクが高いとされ、後から追加で借り入れるようないい加減な事業者には見向きもしない事が多いです。
こうした特性から、借り切り融資の追加借入に関しては、一つの結論が出せるでしょう。
追加融資自体が不可能な場合も多い借入の対応法について
例えばおまとめローンを見てもらうと分かりますが、こうした借り換えなどの融資は、返済が難しい人の為の措置です。
それが何度でも使えるというのはおかしな話で、その状況でも追加融資を希望する人は、貸し倒れしてしまう可能性が高いのです。
つまる所、借り切りの融資を使う場合、完済までは特に融資が必要でない場合に使うのが基本となっています。
また、一部の銀行は自社の住宅ローンを使っている場合に限り、カードローンの利用もする場合は金利優遇を行う事が多いです。
なので、借り切り融資で追加融資を受けたいのなら、以下の選択肢しかありません。
- 相談してから再度審査を受けて追加で融資を受ける
- 同じ会社若しくは別の金融業者の別プランから借り入れる
- 完済するまでは融資を使わない
一番上の方法が一番無難であり、こうした追加融資を受ける為には、再度の融資審査が必要な場合が多いです。
カードローンの場合で限度額が余っているなら審査は不要ですが、借り切りの融資に関しては一手間がどうしても必要になってしまいます。
二番目の方法は、ちょうど少し前に説明した『住宅ローン+カードローン』という組み合わせですね。
融資を複数組み合わせて使う人は意外と多いですが、返済先が増える分、審査では相応の返済能力が求められて厳しくなる事に注意しましょう。
三番目の方法ですが、こちらがある意味最も手堅く、同時に健全と呼ばれている融資の使い方です。
入り用が急ぎでない場合に限るものの、一つの融資が完済されるまで他からは借りないという使い方をすれば、多重債務になる可能性も無くなるのです。
追加融資の基本はカードローンのみ?その他は再契約と覚えよう
追加融資という単語と意味に関してはややこしく、ここまで読んでも多少混乱されている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、もっと簡単に追加融資の条件について、二つに分けて覚えてみましょう。
- 追加融資はカードでの融資のみ簡単な条件で使える
- それ以外の融資は再契約が必須
つまりは追加融資を日常的に使うならカードローン、そうじゃないなら借り切りの融資になると覚えれば良いのです。
例えば用途が自由な現金というのは何にでも使える分、いつ不足していくら必要になるか分かりません。
そんなお金の入り用に対応するカードローンが、借りる度にお伺いを立てて審査を受けて…なんてしていると、欲しい時には間に合いません。
逆に住宅ローンなど最初から用途が完全に固定されている融資方法などでは、最初に住宅代を支払えば後で値段のつり上げなどはありません。
そうなると追加融資の必要性はほぼ無く、借り切りの融資契約で十分であるし、簡単に追加融資が出来てしまえば金額が金額だけあって銀行側が大変です。
用途に加えて金額があって、追加融資の条件を簡単にするか難しくするかを決めているのです。
アイフルは消費者金融なのでカードローンがメインですが、他の借入方法もあるのでこうした知識は是非身に付けておきましょう。
アイフルなら借り切りの融資方法を使いつつ、穴をカードローンで埋める…という事も自社サービスのみで可能なのです。
借り切り融資にも良い所はある?追加融資が面倒な代償について
カードローンと住宅ローンは追加融資の簡単さが全く違っているのですが、これは用途の差を考えると確かに納得もできるでしょう。
ただ、ここで一つ気になるのが『カードローンとフリーローンの違い』です。
カードローンもフリーローンも用途自由な現金を借り入れる行為であり、全く同じお金を借りるなら、追加融資が簡単なカードローンが圧倒的に便利に見えますよね?
会社によってフリーローンとカードローンの差異は異なっていますが、大体において以下の傾向があります。
- カードローンよりも審査が簡単
- カードローンよりも低金利になる事がある
- 無駄遣いの防止が出来る
無駄遣いの防止は金銭管理がきちんとしているなら恩恵としては薄いですが、審査が簡単で低金利というのは、大きなアドバンテージとなります。
何故審査がカードローンよりも簡単なのかと言うと、リスクが少ないからです。融資審査は大金になるほど難しいように、金融業者へのリスクが高いほど厳しくなります。
カードローンを与えた場合は返済途中でも追加融資を受けて延々と完済できない事から、貸し倒れのリスクが相対的に高くなります。
フリーローンならその点、原則としては借りたら返済のみなので金融業者側からすると返済に集中してもらえる分、低リスクになるのです。
また、消費者金融は貸し倒れが起きた損害に備えて金利を高めにしているように、リスクが少なめになるフリーローンは多少低金利にしやすいです。
劇的に下がる事は少ないかもしれませんが、多少違うだけでも長期返済には影響します。
総じて、フリーローンは大金を低負担で借りやすくしてくれるので、追加融資の点を重視しないなら十分選ぶ価値があるのです。
【参考ページはこちら】
アイフルで役立つ審査テクニック