キャッシングをするときには、借りたお金をただ返せば良いわけではありません。返すときには利息をつけて返さなければいけないのです。
利息は1日ごとにかかってきます。1日でも借りれば利息をつけて返すことになるわけです。アイフル利用時も同じです。
ただ、利息というのは利用期間や金額によって、かなり大きな負担になってしまう事もあります。
利息が大きくなりすぎて返済が終わらない!もう返済できない!そんなとき、利息を全額免除にする方法があるんですよ。
債務整理には種類がある!それぞれの特徴をチェック
債務整理と聞くと自己破産!と考える人が多いかもしれませんが、実は債務整理には種類があります。
それは任意整理、個人民事再生、自己破産、特定調停なのですが、まずはそれぞれの特徴を簡単に紹介していきましょう。
債務整理方法 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
任意整理 | 話し合いにより利息や借金元金の金額を見直す | 裁判所を通す必要がない |
個人民事再生 | 原則3年間で返済できる金額まで 減額する |
不動産等財産処分の必要無し |
自己破産 | 財産処分により借金の金額をゼロにする | 高額資産は売却する必要あり |
特定調停 | 調停委員の協力により返済額を交渉する | 手続き内の過払い金請求は不可 |
この中で利息全額免除が可能なのは、任意整理と個人民事再生ですね。
自己破産は借金自体がゼロになってしまうので利息も当然全額免除となるのですが、ここでは返済できる分は返済するということで紹介します。
任意整理は利息をゼロにすることを目的とした債務整理方法
任意整理は、まず今まで支払った利息のうち、過払いになっている金額がどのくらいあるかをチェックします。ここで過払い金があればそれを請求していきます。
あとは、今後支払う予定だった利息を全額免除してもらい返済総額を減らすことを目指します。
つまり、元金のみの返済で済むように交渉をしていくという方法です。
個人民事再生は利息だけでなく元金の減額も見込める
個人民事再生も任意整理と同様に過払い金のチェックから行われます。過払い金の返還請求をし、今後支払う予定の利息もカットすることが基本である点は同じですね。
ただ、任意整理と異なる点は3年間で返済出来るだけの金額まで返済元金を減額することが出来るという点です。
今ある借金が5分の1ほどに減ると考えてください。個人民事再生は法的手続きとなりますから、最低弁済額要件というものがあります。
そこで最低100万円は返済しなければいけないと決められていますから、今ある借金の5分の1が100万円に満たない場合は、100万円を返済するという事になるわけです。
今ある借金金額によっては、任意整理よりかなりの金額を減額することが可能となっている方法だと言えます。
個人民事再生の場合は今ある借金が5分の1ほどまで減額することも可能
任意整理と個人民事再生の違いは裁判所を通すかどうか
任意整理も個人民事再生も、今よりも借金の返済額を減らすことが出来る債務整理方法です。
ただし、その整理方法と減額される金額には大きな違いがあります。
債務整理方法 | 整理方法 | 減額される金額 |
---|---|---|
任意整理 | 債権者と2者での話し合い | 過払い利息分と将来支払う予定の利息分 |
個人民事再生 | 裁判所の決定となる | 過払い利息分と将来支払う予定の利息分 3年間で完済できるよう元金も減額されることが多い |
任意整理はあくまでも債権者と債務者2者での話し合いが基本です。しかし、個人民事再生の場合は裁判所への申し立てを行う必要があります。
裁判所への申し立て後、再生委員が選ばれて最終的に再生委員へ報酬を支払う必要もあるのです。
再生委員は弁護士ですね。個人民事再生が法的な手続きになるため、再生委員を間に挟むことは避けて通ることが出来ません。
ただ、任意整理は個人間の話し合いということになるため返済額の減額が認められないケースもあります。
一方、個人民事再生の場合は全ての債権者を対象として専門家と共に話し合い・手続きを進めることが出来るという利点があります。
ただし、今ある債権全てが対象となってしまうため、債権者の半数が反対すれば手続きが進みません。
任意整理と個人民事再生双方の特徴を理解した上で、どちらを利用するか決定するようにしましょう。
利息全額免除にするためには専門家の協力が必要!?
個人民事再生は裁判所を通さなければいけませんが、実は任意整理は2者間の話し合いとなるので個人的に協議をすることも可能です。
しかし、素人が債権者と話し合いをしてもちゃんと聞いてもらう事が出来なかったり、希望通り利息分を削減することが出来無かったりする面もあります。
やはり利息全額免除を目指すのであれば、弁護士もしくは司法書士といった専門家の協力を得るようにしましょう。
専門家に依頼をすれば、すぐに債権者からの取り立てが一時中断され、任意整理手続き中も返済をする必要がなくなります。
依頼した専門家によっては、返済窓口を専門家の事務所にすることも可能ですから安心して返済することが出来ます。
ただし、任意整理は法的なものではなく「任意」の債務整理です。債権者が認めなければ今後の利息分のカットは行えないのです。
専門家でも難しい場合がありますから、やはり素人が個人で行うのではなく、専門家に依頼する方がベストでしょう。
依頼費用が気になるところでしょうが、債務整理の相談自体は無料という弁護士・司法書士が多くなっています。
また、依頼費用の支払いに関しても1件あたり数万円と比較的安価であることが多くなっていますので、まずは無料相談を利用してみてください。
専門家に依頼して確実に手続きを進めてもらうようにしよう
ただし、任意の整理なので専門家でもうまくいかないケースもある
債務整理にはデメリットもある!リスクを知った上で利用の検討を
債務整理は今ある借金の金額を大きく減らすことが出来るという意味で、とても魅力的に思えるかもしれません。しかし、デメリット・リスクもあります。
全ての債務整理に共通するデメリットは、個人信用情報に債務整理をしたという情報が登録されてしまうという点です。
つまり、ブラック扱いとなってしまうわけですね。当然、今後ローンを利用したい、クレジットカードを作りたいと思った時に審査で引っかかってしまう可能性が高くなります。
まず銀行のローン審査は通らないと思って良いでしょう。そのリスクを知った上で、覚悟した上で利用を決めるべきなのです。
ただし、ブラック状態は永久に残るわけではありません。一定期間が経過すれば債務整理をしたという情報は削除されます。
5~10年の登録期間が終了すれば、ローン審査の際にブラックであったことを知ることはできません。
ただし、ブラックになる原因となったローン会社、つまり債務整理をしたローン会社を再度申し込んでも、過去のデータがいつまで残っているかは分かりません。
もう利用することは出来ないと考えておくべきです。債務整理をするとき、デメリットがあるということもしっかりと理解しておきましょう。
【参考ページはこちら】
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